海鮮居酒屋MARUは明日でちょうど開店から20年を迎えます。

そこで、去年から栃木県小山市若駒酒造のかっしー(蔵の息子で醸造責任者の柏瀬幸裕くん)に若駒でMARUの20週年記念酒を造りたいと相談していました。

当初はタンク1本オリジナルのものを造ってもらいたいとも考えましたが、色々と難しいことも多く、結局造るお酒から搾り方や何かしら工夫して他には出さない限定的なものをということになり、今回第1弾として雄町70を直汲みして来ました。
(雄町70:70%精米の雄町100%で醸した純米酒)

今回のお酒は槽搾りと言って、槽にもろみを詰めた酒袋を並べて、上から加圧して搾る方法。
若駒酒造で使っている槽は佐瀬式と呼ばれる一番オーソドックスな油圧式の槽。

まずは搾る準備。
もろみを酒袋に詰めて、槽に並べます。



もろみをこぼさないように慎重に…

並べている最中ももろみの自重により搾られて、お酒がチョロチョロと出て来ています♪


並べ終わりました♪

若駒酒造ではこのまま圧を掛けずに一晩搾り続けます。
それが無加圧採りシリーズ。

さて、この無加圧採りの部分を直汲みさせてもらいますが、最初は酒袋の目が大きく、濁っているため、ある程度目が詰まってにごりが少なくなるのを待っていよいよ直汲み♪


瓶の上に漏斗と大きな粕が入らないようにザルを載せて槽口から出てくるお酒を直接瓶に詰めます。
直汲みというのは決まった定義があるわけではなく、蔵によってやり方は様々ですが、今回はこの方法でやりましたが、これぞ直汲みって感じですよね(*^_^*)
これを30本と試飲用にプラス1本汲み続けました。


若駒酒造ではお酒を直汲みすること自体が今回初めてという事でしたが、これだけ手間暇掛かるため蔵元も自分たちでやりたくは無いし、製品化することは無いとのことなので超レアなお酒となりました♪

この若駒雄町70の直汲み、明日の20周年当日に解禁しますよ♪
ご来店を心よりお待ちしております。

※動画も加えたいのですが、うまくいかなくて…
後ほど時間が出来たらまた試してみます。

20周年記念酒は今後もバージョンを変えて展開していきます。
次回以降のバージョンはまだかっしーと相談中なのでどんなお酒になるのか…お楽しみに♪

※2月9日はすでに多くのご予約を頂いており、お席は残り僅かです。
10日以降はまだ余裕がございます。

海鮮居酒屋MARU