今週末も寒いわね。
モコモコに着込んで外出するのは
とても好きな方だ思うの。
なんか、守ってる感がいいのよ。

ただし行動の先を読まないと、
デパートに行ったりしたら、
暑っ!ってなるから要注意。

昨日も寒かった。
護国神社で蚤の市をしてたから
モコモコにして出かけてみた。
何を買うわけでもなく。
欲しいものがあるわけでもなく。

なんとなく。

蚤の市といっても、
ガラクタばっかりでは無くて、
手作りで置いてるものもあるの。
いろいろ見て歩くのも楽しいわよね。

物色中。
3才くらいかしら?
見下ろしたら女の子がいた。
それはそれは可愛い声で、
一緒にいたママにいう訳よ。
「ゆびわ、ゆびわ、かってぇ」
「あなたには大きいわよ」

彼女が見つけた指輪はアンティークで、
カード決済が必要な値段がついてた。

その昔。
あたしが小学生だったころ。
お友達の家に遊びにいった時に、
おもちゃのネックレスを借りて遊んだ。
激しいどどピンク色のパールが連なった、
子供にも理解できるレベルの模造ネックレス。

だけどあたしの目には、
とっても素敵に映ってね。
お姫様みたいだったのよ。

きっと。
なんとかごっこみたいな、
都合のいいストーリー仕立てで。
遊んでたんだろなぁ。

夢中になって、夢中のまま時間が過ぎて。
ネックレスを付けたまんま友達とさよならした。

いつそれに気づいたか?

友達の家近く大きな桜の木がある場所。
襟元を何かのキッカケで伸ばしたら、
ぶちっ!
と音を立ててピンクのパールが飛び散った。
どどピンクのネックレス玉が飛び散る瞬間を、
今でも鮮明に覚えてるのよね。

・・・あ。
・・・まずい。
あたしの記憶はそこで終わってるの。

多分だけど。
あたしは逃げるように帰ったと思う。
なにも無かったようにお母ちゃんと対話したと思う。
解決策は黙ってる事しか思いつかなさそうだもの。

あれから40年近く経過した。

ここ数年のあたしの定番。
お母ちゃんから巻きあげた、
小さなダイヤのネックレス。
ちょっとした想い出がある、
パールが1粒付いたネックレス。
この2つを便利に使ってる。

あれ以来なのかわかんないけど。
首元に手をやる時や、
何気に襟元を伸ばすとき。
ネックレスが切れないかと思う。
引っ掛けた感覚が忘れられないのよね。

昨日の蚤の市で出会った女の子も。
幼少期に見た指輪やネックレスに、
懐かしい感情や苦い思い出なんかを
作ってくんだろうなと思ったの。

どどピンクな模造パールのネックレス。
今でも売ってたりするのかしらね。
ちょっと欲しくなっちゃったわ。
蚤の市で探してみればよかった。

では。
日曜日は暖かくね。



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