思い残すこと、やり残してしまったことは多々ございますが、それでも、皆様のおかげをもちまして、何とか今年も無事越年を迎えることができました。ありがとうございます。
一昨日などは、冬の晴れ間に、遠く西からの風に乗って、みぞれ混じりの小雨も感じました。
早くも夏の日差しが恋しく思われます。
季節が移ろうとともに、お料理の上でも季節は巡って行きます。
ご予約の際などに、お客様より「今の時季、このコースのメインディッシュは何?」とのお問い合わせを頂くことがございます。
勿論、季節ごとに旬となる食材は有り、「今の時季ですと、〇〇でしょうか。」と、お答えするのですが、厳密には、西洋料理のフルコース上のメインディッシュに該当する料理を、懐石料理のコース上で挙げることは難しいように感じます。
各お店、各料理長、またその時季毎に、都度メインとなる料理は変わるものだと思います。
メインとなる食材はあっても、メインディッシュとなるコース順があるとは言えないのではないでしょうか。
「懐石料理においては、出汁こそが核。出汁が主役となる煮物椀こそがコースの中でのメインだ。」いや、「素材の良し悪しを見極める力量が試される造り(刺身)こそがメインだ。」など、作り手、食べ手それぞれに重視する点、それこそが懐石料理におけるメインディッシュになり得ると存じます。
そうした中で、見た目重視とういう方にお勧めできるものが「八寸 はっすん」です。
季節の食材を使用することは勿論、例えば秋から冬にかけては、紅葉や照り葉、敷き松葉などで飾り付け、盛り込みます。
お料理としてもお酒がすすむ食材が多く使われています。
今まさに移りゆく季節をお料理に映しこんでいます。どうぞごゆっくりお楽しみ下さいませ。











