金八みかんとの出会い2
2年前の8月、初めて参加する化粧品店の集まりの自己紹介で金八みかんのことを話したところ、興味を持ったくれた同業の先輩達が自分のお店で販売してくれることとなりました。
その方達は自分のお店のお手紙などでお客様に金八みかんのことを紹介してくれ、また試食してもらったりと予想以上の好調な売れ行きとなりました。
そしてとても嬉しかったのは金八みかんを食べられたお客様から喜びのお手紙をたくさんいただいたことでした。
「金八みかんやってよかった」ととても感動したのを覚えています。
そしてお客様に対面で商品の価値や生産者のこだわり、想いを伝えられるお店だけで扱ってもらおうと決意しました。
なぜなら、みかんは生産者の方にとって子供のようなものなのです。
猛暑の中の作業、草刈、水やり、摘果、台風時の見回りなど本当に愛情を込め我が子のように育てています。
そんな手間と愛情をかけて育てたみかんを
「みかん特売 ○kg 円」という売り方は違和感があるように私は感じました。
大量販売することはできないかもわかりませんが、やはりつくり手の想い、苦労、喜びなどを伝え販売していただき、共感していただいたお客様に食べてもらうのがふさわしいように思ったのです。
私もみかんを見ると、金八ちゃんに見えてきます。
出荷する時は嬉しいような、すこしさびしい気持ちになったりします。
そうして2年目の昨年は金八みかんに共感してくれたお店も新たに参加し、全国で金八みかんが販売されることとなりました。
そしてなんと販売1か月で完売と驚くような状況となりました。
全く販売の目途もなく始まった金八みかん。
お客様と応援してくれる仲間のおかげでなんとか3年目を迎えることができました。
今年も多くのお客様に喜んでいただき、金八みかんをずっと残していけるようにみんなと頑張りたいと思っています。
(おわり)
金八みかんとの出会い1
金八みかんを発売して今年で3年目です。
金八みかんを商品化したきっかけはとても単純でした。
たまたま口にしたみかんがビックリするほど美味しく、食いしん坊の私はもっと食べたいと思って生産者の方を紹介してもらい買いにいきました。
私はみかんの産地和歌山県有田市に住んでいますが、今まで食べたことがないほど美味しかったのです。
そこでこのみかんが「金八みかん」という特殊な品種であること。
その特長である皮の薄さが災いし、栽培が難しく採算性が悪いためつくり手がいなくなってしまったことを聞きました。
生産者の方の人柄と金八みかんの美味しさに感動した私は
「このみかんをなんとか残したい」「全国の人に食べてもらいたい」と思い立ち生産者の方に頼み込み販売することを決めてしまったのです(;^_^A
しかし私は化粧品専門店を営んでおり、知識も販売ルートもありませんでした。
今思ってもよくこんな無茶なことをしたなと思います。(^_^;)
しかし、誰が考えても失敗すると思うこのプロジェクトは色々な人との出会いによって急展開するのです。
始まりは商品のパッケージでした。
私のお店を担当している化粧品メーカーの営業の方と雑談中に金八みかんのことを話しました。
するとその方の同級生がデザイナーをしていて紹介してくれることになりました。
それが金八みかんデザイナーの方との出会いです。
そのデザイナーの方はわざわざ東京から和歌山まで来てくれ、一緒に畑をまわり、金八みかんのこと、生産者の方の想い、私の想いを伝えました。
そうして生まれたのが
金八みかんのパッケージと商品コンセプト「もらって嬉しい、贈って嬉しい」です。
金八みかんのアイコンを赤ちゃんでも食べられるほど皮が薄いところから考えられ
上から見るとみかん、逆さにするとおしゃぶりをくわえた赤ちゃんに見えます。
なんと金八みかんのパッケージは
2010年度のグッドデザイン賞を受賞。世界中のパッケージを対象としたペントアワードでも銀賞を獲得しました。
素晴らしい商品はできたものの販売先はなかなか見つかりませんでした。
そんな時またも新たな出会いがあったのです。
(つづく)
金八みかんご予約につきまして
今回の台風12号では有田地方はほとんど被害なく金八みかんも無事でした。
今年も皆様に金八みかんをお届けできるとほっとしています。
ただ被害が大きかった和歌山県南部には知人も多くおり心配しております。
被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
お問い合わせをいただいておりますご予約につきましては
ホームページのご注文ページ希望お届け日の欄に11月15日以降の日付を記載して送信していただければ数量を確保いたします。
本年の金八みかん出荷開始日は
現状の見込みで11月10日~11月15日頃の出荷開始を予定しております。
ご
不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。