どんなに攻め込んでも香香背男は屈することはなかった。
それで、大和朝廷側は倭文神である建葉槌命(タテハヅチ)を香香背男の元に向かわせます。
建葉槌命は織物の神様でちょっとお姉系で、
とてもじゃないけど「戦いなんてできません!」と言った神であった。
それに香香背男は油断してしまったのだ。
建葉槌命は織物の神様であったので、とてもファッショナブルで医学や農学の知識もあって
香香背男も敬っていた。
村の女子にも、モテていたそうである。
香香背男のたちの文化は農耕して穀物を取るというよりは、木の実、イモ、魚介類の縄文文化であった。
だから、建葉槌命の貢ぎ物が珍しくてとても興味をそそるものだったのである。
しかし、ある日、建葉槌命に刺される。
その後、大和朝廷がこの地に乗り込んできて、この一族は壊滅状態となった。