フリーランスで仕事するkinosukeです。

今日は晴天!!朝から大量の洗濯をしてきました。

今日は厚手のものもよく乾くと天気予報で言っていたので

散歩の時に着るモフモフコートやジャンパーを洗いました。

ようやく衣替えができそうですね。

 

 

 

さて、昨日久々にどうして良いのか分からなくなることがあった。

昨日は新築物件のお客様のご希望があって

お客様ご夫妻と住宅設備(キッチンやお風呂など)の

メーカーのショールームに出向き

色などを決める予定だった。

私の同行をご希望されたのがご主人だったというのを聞いて

なんだか嫌な予感はしていたのだが・・・

 

奥様はよく言えばいいとこのご令嬢、

悪く言えばなんでも希望が叶えられてきたワガママ娘。

思うようにならないと不機嫌を隠さない。

気分屋で見るもの聞くものに影響されやすく

優柔不断で決められないという、もう私が一番苦手とする人種だ。

でも私はインテリアコーディネーター。職務を全うする!!!

 

ショールーム前で待ち合わせていたのだが

いつもの通り(聞いていた通り)10分遅れて来られた。

待たせて悪いと思う人間ではない。

めっちゃ笑顔で「こんにちは〜」のみ。

後ろからご主人が謝りながら付いて来られて苦笑しかない。

 

ショールームの担当お姉さんから説明を聞きながら

設定してある(見積してある内容)ものを見ていく。

 

ショールームは当然のことながらピンからキリまで展示してあり

お金さえ出せばとてもゴージャスなキッチンやお風呂がある。

当然コマーシャルとなるゴージャスな見栄えするキッチンが

入口入ってすぐに展示してあり来場者の目をひいている。

 

お嬢様奥様はそれがいたく気に入ってしまい

これにすると言って動かなくなった。

 

いやいやいやいや・・・・・・

価格は聞くのが恐ろしいランクのキッチンだ。

ま、お金がありそうだし、予算が合うならいいんじゃない?

と思って、一歩下がって見ていたのだが。

 

「これは無理。〇〇ちゃん(奥様)これは予算的に無理だよ」と

ご主人がなだめる。

「えーーーー!なんで!これがいいの!!!」とゴネ出す奥様。

 

念の為ショールームのお姉さんに

「今設定しているものとこのキッチンの差額ってどれぐらいですか?」

と聞いてみた。

「あくまでも希望価格の差額ですが・・・300万円ぐらいですかね」

と申し訳なさそうに教えてくれる。

 

それを聞いていたご主人、

大慌てで「無理!!無理無理!!」と奥様に言っている。

奥様はますます「やだ!!これがいい!!」と喚き出し

(この時点でドン引き)

なんと座り込んで泣き出した。

え”ーーーーーーーーーー

 

そして「ママに言ってやる!」とママに電話をかけ

「ママー!△△くん(ご主人)が私の希望を聞いてくれないの〜」と

泣きじゃくりながら話している。

 

もうどうしていいか分からなくて

お姉さんと二人立ち尽くしていた。

 

そのうち「ママが電話変わってーって」とご主人に電話を渡し

バックからテッシュを出してビーっと鼻をかんで

ご機嫌で再度見学をはじめた。

 

ご主人は隅の方で電話していたが「はぁ。はぁ・・・」と

煮え切らない返事を繰り返しているだけでどんな話をしているのか不明。

5分ほどで電話を切って戻って来られたが

「義母から差額を教えてもらってきなさいと言われたので

 2パターンで見積りしていただけますか」と

ものすごく疲れた顔で言われるので了承した。

 

その後もこの調子で、お風呂も洗面台もトイレもお値段の張るものばかりをご所望で

(そりゃお値段なりよ。いいもの見たらそっちがいいって言うよな)

とりあえず差額を出して調整しましょう。今は諦められないと思う。と

時間を置いて説得するということになった。

後は営業さんに任せるぜ!!

 

奥様がトイレに行っている時にこっそりご主人に

「今日の差額ですが、私の予想では上代で400万ぐらい上がりそうです。

 上代なのでもっと下がるとは思いますけど・・・」と言ったら

「これまでも全部そうだったんです。ぼくの予算をもう1000万円ぐらい

 オーバーしそうなんで、こういうところに来るのは嫌だったのですが。

 でもまだ家族でない人がいるのでおとなしかった方です」

え”ーーーーーーーあれで?!

「もう後は義実家の判断に任せます。

 娘の希望を叶えたいならお金出してねってことにします」と

何か吹っ切れたような顔でおっしゃられたのと

奥様がトイレから戻って来られたので

作り笑いで会話を終わらせた。

 

コーディネーターとしての役割ではなく

奥様が喚き散らさないために立っていただけだった気がするが

ご機嫌で帰っていったので良しとした(笑)

 

営業さんに報告したら盛大なため息をつかれたが

義実家からお金出るようですよと伝えると

まぁそれなら・・・と諦めたようだった。

 

まだ内装の打ち合わせが残っているので気が重い。

久しぶりに大人の泣き落としを見てドン引きしたが

思い出せば面白かった。

でも泣き落としを武器とするワガママ娘は苦手だ。

日本語が(地球語?)が通じないから。

ぜったい後々トラブルが発生する。やだなぁ・・・