フリーランスで仕事するkinosukeです。

今日はクリスマス!!これからケーキを受け取りに行きます。

クリスマス当日にケーキが家にくるのは何年振りだろう。

あー楽しみ!!!!

 

昨日、住宅メーカーさんの新規のお客様との打ち合わせがあったのだが

あまりこだわりのない方で

言い方が悪いけど「住めりゃいい」的な感じのスタートだった。

内装材やカーテンも「なんでもいいです。普通でいいです」と言われるのだが

これが一番困る。

こういう方は本当になんでもいいのかというと、

そうではない場合が多いからだ。

 

コーディネーターとして使命を全うせねば!!と

お好みがない場合のプレーンな提案をすると

あんなに「なんでもいい」と言っていたのに

「こんなのはあまり好きじゃない」とか言い出す。

「じゃ、こんな感じはどうですか?こんなのお好きですか?」と聞くと

「ん・・・それいいです。もう分かんない」となる。

 

私はこの「それいいです」の「で」が好きではない。

「それで」いいというのは、納得してない感が溢れている。

「それ”が”いい」にどうしたら持っていけるのか。

 

一旦打ち合わせ内容から世間話にシフトしたり

コーヒーを追加したり

モデルハウス内を見てもらいながらお話ししたりして

」に至った経緯がないか探る。

 

せっかくの新築、一般的に一生に一度のお買い物。

楽しい未来への生活をスタートしていただきたい。

そのためには「どうでもいい」のではなく

「引っ越しして生活がスタートするのが楽しみ!」という

内容にしていきたい。

 

昨日のお客様のK様は、昨日はお一人で来られていたが

いつもはご主人が一緒に来られていたらしい。

ご主人と奥様の好みがまったく合わず、

結局ご主人が奥様の意見を全く聞かない形で間取りや外観が決めてしまったため

もうどうでもよくなってしまったという。

他人からの評価を人一倍気にするご主人は、外観で満足したらしく

「中は好きにしていいよ」とおまかせされてしまったけど

間取りも外観も納得しておられない奥様はやる気0。

 

お話を一通り聞いたあと、

「主人と離婚まで考えたんです。

営業の人もぜんぜん私の話を聞いてくれなかったし、

離婚したら私この家に住まないしなって思ったらどうでもいいなって。

でも話を聞いてくださって気が晴れてきました。

まだ住みたい家に近づけれるなら近づけたい」とおしゃってくださって

「変更できるところは変更しちゃいましょう!

好きにしていいんですから!

営業担当は私が叱っておきます」と

やっと打ち合わせに入ることができた。

そこまでで所要時間2時間。

でも必要な時間だった。

 

「なんでもいいです」は本当になんでもいいのか。

その真意を探ってあげないと私も後悔することになる。

この「ちょっと踏み込んで聞ける」のは

アラフィフおばちゃんの強みだと自負している。

さぁ、いい提案を考えますよ!!!K様、待っててね!