こんにちは。
きのしたこどもクリニック院長の木下です。
今回の記事は、お子さんへの薬についての質問です。
Q 「子供の皮膚がよくならない。でも薬はできるだけ使いたくなくて葛藤していた。薬をいっぱい出されたら、、、とか考えてしまって悩んで、相談しづらかった。」
A このような不安を抱えているお母さんからの相談をよく受けます。
この場合の「薬」は 副腎皮質ホルモン製剤（＝ステロイド剤）のことが多いようです。
以前 マスコミでこの薬の副作用ばかりがとりあげられたため、極度におそれる方々がいます。
皮膚が赤くなってかゆい湿疹などの場合、ほとんどが何らかの「炎症」が原因です。
今の医学では一般的に、炎症をおさえて皮膚をきれいにするにはステロイド剤がもっとも効果があります。
ステロイド剤軟膏には弱いものから最強のものまでいろいろな段階のものがあります。
ステロイド剤をこわがるあまり、弱い軟膏を薄くだらだらぬっていると、一時的にも効いてもすぐ元にもどり、トータルの使用量がかえって
ふえて副作用がでやすくなることがあります。
炎症がひどいときは、思い切って強めの軟膏をたっぷりぬって よくなったらだんだん弱くしていく、などのほうがトータルの使用量は少なく
てすむことも多いです。
もちろん、それでも不安が強いときは、ステロイド剤でない軟膏を使用してみるのもありです。
かゆみをおさえるために、漢方薬や抗アレルギー薬内服を併用する場合もあります。
お子さんの状態により ひとりひとり戦略が違います。
お一人で悩まずに、ご要望をしっかりお伝えになりご相談ください。
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今日もご覧くださり、ありがとうございました。
お母さんとお子さんの笑顔こそ、当クリニックの励みです。
きのしたこどもクリニック
院長 木下
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きのしたこどもクリニック（糸満市 小児科）
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