東京地方裁判所へ | 木下ほうかオフィシャルブログ「ほうか道」 Powered by アメブロ

東京地方裁判所へ

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傍聴に行ってきました。

次の仕事の役柄が被告人なので観に来たのですが、ちょうど合う内容のものがありませんでした。以前やった役は廷吏役だったので内容は問わず、何度か足を運び勉強できました。そのときは無銭飲食から強盗殺人までたくさん傍聴できて参考になりました。
今回傍聴したのは闇金業者の判決と拳銃所持及び薬物売買、自己使用のヤクザの裁判の2つです。闇金の方は被告人が6人ずらりと並び、執行猶予付きの懲役3年ほどの実刑判決でしたが、罰金刑が1000万円と高額で、しかも支払うことができない場合は1日5万円換算で労役だということでした。この量刑は重く感じました。高利の額が大きかったからでしょう。
ヤクザ人の方は大変おもしろいというか興味深いやり取りの内容で、あっと言う間の2時間でした。普通被告人は、なんとか刑を軽くしてもらう為にその場しのぎであろうが嘘でも反省している印象を与えなければいけないのに、被告は『私は極道者ですから、死んでも物をどこから入手したのか、誰に売ったのかは喋りません』これはわかります。しかし更に『私は出所したら、またヤクザをやります。ヤクザにとって拳銃は必需品です』アカンアカン!そんなん言ったらダメでしょ!加えて、判事が『拳銃は何に使うのですか?』の質疑に『人を殺す為です』て、コラー!嘘でも『足を洗います』とか『チャカは二度と手にしません』でしょ!?弁護士先生も呆れてますが『彼は正直過ぎる人物でして…』とかそれ以上言いようのない情状酌量を求めてました…。
検事の求刑は懲役15年でしたが、被告の理屈で言うと、しゃばに出してはいけない人間です。出たらすぐさま暴力団に復帰し、拳銃を装備するのですから…良い意味でも悪い意味でも、今どき珍しい仁侠ヤクザだと思いました…。


今後は判事や検事、弁護士などの役もやったことがないので、やりたいー!

サイゼリヤより。