先日、お友達のお子ちゃまと擬似母子体験をさせていただいたぴかるんばです。母性が爆発しそう。
今日の映画リーマンショックによる不況の煽りを受けたストリッパー集団が、これを引き起こした男たちに制裁を加えていく、クライム・エンターテインメント《ハスラーズ》
どストライクだったー！最強で最高！もしも私がアメリカ人でアカデミー賞協会員だったら、今年度の作品賞はこれに投票していただろう。(いや、アメリカ人じゃなくてもやな。) ほんでもって、助演女優賞は絶対にジェニファー・ロペス。カリスマ性があって、人情深くて、人たらし。登場シーンは鳥肌モノよ！50歳なんて信じられへん。私もあの毛皮のコートにくるまれたい！弟子入りさせてください！！！
と、ジェニファー・ロペスが素晴らしいことを差し置いても、良い映画だった。ある意味これは〝半地下の家族〟で〝万引き家族〟。いま、世界中でこの手の格差社会が描かれているんだね。そして軒並みヒットしている。この風潮に、私たちは何を思えばいいのだろう。
それでいて本作が魅力的なのは、ちっとも辛気臭くないところ。イケている音楽にノセて、イケている女と男が強かに駆け引きをしている。ただ強いだけではなく、人間味に溢れているところもいい。身寄りのない者同士が集まって開く華やかなクリスマスパーティーのシーンは、泣けたなぁ。
私はその昔、ショーパブでダンサーをしていた事があるのだけれど、あの世界って、事情を抱えている子が多くって。みんな孤独で、愛や優しさを渇望していた。だからか、不思議な一体感があるのよねぇ。まさにこの映画にある、擬似姉妹のような。家族を超える一体感が。
それにしても、ジェニファー・ロペス様のポールダンスは圧巻で、私も再開したくなっちゃったぁ。いろんないろいろが落ち着いたら、また習いに行こうっ♫
早く、おだやかな日々が戻ってきますように。