いやぁ〜泣いた泣いた。
今年初号泣だった。
王道 万歳!ラーマ万歳!
バジュランギおじさん万歳!!!



インド映画を観るたび
〝神様〟のバラエティーの豊かさに
驚かされる。笑

そして
歌や踊りや色彩は
元来、神への捧げ物であったことに
気付かされる。

そんな宗教大国インドの
アドベンチャー映画にして
ヒーロー映画!

おじさんと少女が
ふたりで旅をしていくうちに
お互いのクセが移っちゃってるところなんか
たまらなく愛おしかった。

少女の成長はもちろん、
初めて外の世界を知り
ちがう思想を持つ人々と交流したおじさんが
どんどんたくましくなっていく姿には
ジーンときたよ。

この国で
異教徒の触れ合いを描くことは、
私たち日本人が思っているよりもずっと深い
社会への風刺が込められているのでは?
と感じたの。

故に
バスの運転手さんが発した
「両国に君のような人がもっとたくさんいたら、世界は変わっていたかもしれないな…」
という旨のセリフが
鑑賞後の心に響いている。

たしかにこれは映画で
フィクションで
王道のハッピーエンドだけれど、

インドの人たちが
未来への希望を託したことには
違いない。はず。

…と、知ったような口を聞きながら
私は大人になってから
海外へ行っていないので
いつか絶対にインドへ行きたいな。

その暁には
煌びやかなサリーを着て
フラッシュモブみたいな生活を
送るんだぁ〜♫ぽわわわん


愛と正義の物語でいうと、
去年の暮れに元町映画館で観た
《愛と法》という作品にも
泣かされた。



これは
同じ松竹芸能に〝文化人〟として所属する
ゲイカップル弁護士のふたりを追った
ドキュメンタリー映画なのだが

愛がすごかった、法がすごかった!
(タイトルのまま。笑)

なりふり構わない
むき出しの感情に
心を揺さぶられたよぉ。

そして
こういう映画でありながら
決してふたりの正義を
観客に押し付けないところも
素晴らしい。

一貫して
「みんなちがって、みんないい」
金子みすゞスタンスなので
好感を持てた。

きっとこの映画が、
この映画に登場する人々が、
いちばん伝えたかったのって
そこなんじゃないかな。

すべての人が、
ろくでなし子さんの
お父様のようなお方だったら
この世から戦争はなくなるだろう。

南さんと吉田さんの想いが
たくさんの人に届きますように。

世界が優しさで包まれますように。

ぴかるんば、切に願うっ。