来年の目標は、関西のテレビ・ラジオ局で、映画番組、もしくは情報番組の映画コーナーを担当すること!ぴかるんばです☆


これが3度目の映画化となるらしい、シンデレラ・ストーリー《アリー / スター誕生》を観た。



大物ミュージャンとの出逢いから、一気にスターダムへとのし上がるショーガールの物語。

主演のレディーガガは平成を代表するポップシンガーなだけに、その力強い歌声はもちろん、
「これってガガ様の実話なんじゃないの?!」
「もはやレディーガガってアリーなのでは?!」
と思わせるほど説得力があった。

そこで気付いたのだけれど、私、レディーガガの素顔ってあまり知らない。体に生肉を巻いていたり、目ん玉の上に目ん玉を描いていたり…何かと奇を衒ったイメージが強い。

だからこの映画に登場する、化粧っ気のないTシャツにジーンズ姿の彼女はとても新鮮だった。アカペラやピアノの弾き語りも。出番の前に「緊張する」と顔を覆う仕草も。テレビやステージで見せる〝レディーガガ〟からは想像もつかない、愛情深くて臆病な〝元の顔〟が、多く映し出されている。

大スターであろうと、けっきょくはひとりの人間で…恋をして、道に迷って、決断を下すときには孤独なものなのだ、と切なくなる物語だった。

表題とは裏腹、全編を通して素朴な雰囲気なのも、人間味が感じられて良い。序盤、スーパーマーケットでのやり取りはキュンキュンしたし、彼とお兄さんの関係もグッときたな。

最期の一曲を、ふたりが幸せだった頃に書いたのだと思うと、胸が締め付けられた。

音楽業界や芸能界で生きる人は背筋が伸びるような言葉もたくさんあったので、私は今、この感想を、偽りのないよう真摯に書いている。嘘はすぐに見抜かれるから。


そんなアリーとは反対に、スカッとさわやかなインド映画も観た。《パッドマン 5億人の女性を救った男》



これがたった十数年前のインド情勢だったのだと思うと、にわかには信じられない!月のものが来た女性は一週間、外に出されるのよ?!日本にも、過去にそういう時代があったことは、漫画《生理ちゃん》を読んで知っていたけれど、


2002年 当時、小学校高学年だった私たち女子生徒が、別部屋に呼ばれソフィボディフィットを支給してもらっていた頃、インドではまだそんな事をやっていたなんて!そしてそんな世の中を変えるべく立ち上がったのが、男性だったなんて!ものすごい話だ。

クライマックスでの主人公の演説を、
かつて、仕事中に生理痛で動けなくなった私に
「そんなの気合いだろ。生理痛って言っとけば俺たち男が何も言えなくなると思って、甘えないでほしいよ〜」
と言ったあの先輩に聞かせてやりたいっ。
爪の垢を煎じて飲ませてやりたいっ。

おっと、かなり私情を挟んでしまったが、女として拍手を送らずにはいられないスピーチだった!

後半で彼を支えるキレ者の女性が、かっこいいんだまた。

生理用ナプキンづくり…というセンセーショナルな題材を抜きにしても、愛と勇気を胸に一歩を踏み出す姿はスーパーヒーローそのもので、観ていてとてもワクワクした。

インド映画特有の歌と踊りや、華やかな衣装(サリー)も みどころ。とくに冒頭のラブソングが、すごく愛らしかったよー!

カップルやご夫婦で観ても楽しめる作品…☆


冬休み、映画とともに豊かな時間を〜♫