12月1日は映画の日。明治29年のこの時期に、日本で初めての映画が一般公開されたそうな。

ということで、シネマコミュニケーター(に、なりたい。) 私、ぴかるんばが、11月に観た映画の感想をまとめまーす!


福士蒼汰さん主演の《旅猫リポート》


青年と 愛猫・ナナが織り成す
〝最後の〟旅の物語。


全編にそよぐ
おだやかな雰囲気がよかったなー。


ナナの小生意気な感じも、かわいい。


あとは
このところ名脇役になりつつある
広瀬アリスさんがいい味を出していた。



血の繋がりを超えた家族の絆
…でいうと

レールウェイズシリーズ最新作
《かぞくいろ 〜RAILWAYS わたしたちの出発〜》もすごく良かった。

こちらは先日
なんばパークスシネマで行われた舞台挨拶で
司会をさせてもらったのー!


ゲストは
主演の有村架純さん、國村隼さん
吉田康弘監督。


撮影秘話として、
真夏のシーンを真冬に撮ったことや

ある意味 主役でもある電車を
美しく映すため
何日も費やしたことなど

苦労話を
おもしろおかしく聞かせてくださった。


主人公・あきらちゃん(有村架純さん)の
現実を受け止め一歩ずつ進もうとする姿、

お義父さん(國村隼さん)の
たくさんの寂しさを経験したからこそ出せる
優しさ

…など
とにかく登場人物がみんな愛おしくて
涙が溢れたよ。


形にとらわれない
今の家族の在り方を
ズバリと描いてくれた
映画だった。




もうひとつ、家族愛に泣かされたのは
現代サスペンス《search》


ストーリーは然ることながら
驚くべきは、その手法。


なんとこちらの作品
全編PCの画面上で織り成されるのだ!


え?そんなことできるはずないやん?
って思うよね?


私も
「またまた奇を衒ったことやっちゃって」
なんて思いながらスクリーンの前に座ったわけよ。


そうしたら、あっぱれ!

息つく暇もないくらい、スリル満点!

なんだこの あざやかな展開は…!


思い返せば
はじめからたくさん伏線も張られていて
悔しくなるほどに おもしろかった!


ラスト〝シャットダウン〟された瞬間は
そこにいた観客全員の
緊張の糸がほどけたのが
わかったよ。


《カメラを止めるな!》の衝撃から
たったの 3ヶ月で

今年の映画史が
塗り替えられてしまったかもしれない。


ほんとうに必見の佳作!




SNSやらスマホやらの
闇を描いた作品はほかにも…

《スマホを落としただけなのに》


こちらも別の意味で秀逸!

何が秀逸って、タイトルが秀逸!


多くのインスタグラマーが
このポスターをもじった写真を投稿したことでも
話題になったよね。


観ているだけで過呼吸を起こしそうな
予告動画もスゴい。


《カメ止め》のヒットにより
「真の良作は口コミだけで広められる」
ことが露呈したように感じるのだけれど

それじゃあ大手配給会社は
どのように勝負を仕掛けるか、

それはやっぱり
「劇場へ足を運びたくなるような宣伝をする」
に限る!と思った。


だってさ
こんな予告観せられたら
超気にならない?


次のお休みは映画館へ行こう!
ってなるよねーっ。




上記は
私の中でパニック映画に分類されるのだが

この秋、思いのほか楽しめた
パニック映画といえば

《MEG ザ・モンスター》かな!



まさに《JAWS》の再来!


んなアホな!な
ストーリーではあるけれど

ダイナミックな映像に
ただただ圧倒された。


ジョーズをタイムリーには観ていない
私たちの世代にとっては
真新しくも感じられたよ!


頭を からっぽにして
盛り上がれる系。

中国人のヒロインさんも良き。



USJ関連(?)で
昨夜の《金曜ロードショー》は観た?


ファンタビが放映されちゃったよ
ファンタビがー!


《ファンタスティックビースト と黒い魔法使いの誕生》は、それの②


少年少女の心の闇に巣を作る悪魔
という題材が

ファンタジーながら
想像を掻き立てられて
いいよね。


前作は、続編も予感させつつ
一応まとまっていたのだけれど

今回はめちゃくちゃ中途半端に終了!


これは③の発表まで
悶々と過ごすことになりそうだ!


それにしても
若かりしダンブルドア先生の登場や

例の音楽とともに映し出された
ホグワーツ城には

ハリポタファン、歓喜!

やっぱりスゴいよ、J.K ローリング!

彼女の頭の中に入ってみたい!




最後に。
この秋、この映画を語らずして何を語る!

《ボヘミアンラプソディ》



世界的かつ伝説的なバンド・クイーンの
ボーカル:フレディ・マーキュリーを描いた伝記映画。


なにを隠そう、うちの両親は
その昔、バンドを組んでいて。


クイーンにも
多大なる影響を受けたそう。


しかし
その個性と独創性は
マネしようにもできなかったらしく
(あんな高音も出ないし)

バンドとしてコピーすることは
一度もなかったそうだが、

それでも
私たちが幼い頃
家のCDコンポでは
クイーンとそのパロディ〝女王様〟の曲が
ヘビーローテーションされており

私は
クイーン世代でないにも関わらず
この映画に登場するほとんどの楽曲を
知っていた。


英才教育をしてくれていた両親に
まずは感謝したい。


映画《ボヘミアンラプソディ》の感想として、
しばしば〝孤独〟を取り上げたものが
見受けられるのだけれど

私は逆に、
フレディにはこんなに素晴らしい家族がいたのかー!と感涙した。


観劇後、
取り憑かれたように
クイーンに関する記事を
読み漁るようになってからは、

その感動が増す一方。


最初の妻・メアリーは
婚姻関係がなくなったあとも
フレディを献身的に支え、
今でもフレディの館を管理しているのだという。


映画のラストに登場した恋人のジムは、
フレディがエイズであることを知りながら
彼が息を引き取る最期の瞬間まで連れ添い、
フレディから伝染ったものとみられる
HIVについて一切他言しなかったという。


クイーンのメンバーである
ブライアンやロジャーは、
フレディの死後
それぞれに天文の資格
(劇中にもチラホラ出てきていたよね)
などを取得しながらも
クイーンを解散させることなく、
フレディの意志を継ぎ
現在も尚、活動しているのだという。


こんなに、こんなに愛されたミュージャンが
ほかにいただろうか。


フレディの人生を思うと
多少のやるせなさも含め
あまりに幸福で
胸がいっぱいになった。


最後の21分は
鳥肌を通り越して
しびれっぱなし。


もう1回、いや、あと2回は
映画館で観たい作品。


あぁ、映画っていいなぁ。


今週は
ディズニーの最新作
《くるみ割り人形》を観に行くの♫


みなさんも
映画とともに良き週末を…☆