いよいよ明日
全日本モトクロス選手権が開幕…！
開幕戦って
特有のワクワクがありますよね…♡
長い春休みを終えてみんなに会える、
クラス発表が気になるな、
どんな一年になるのかな、
そんな
少しの不安と大きな希望に
胸をはずませながら登校する
新学期のような心持ちです。
今日は
選手や関係者・ファンのＳＮＳから
そういったドキドキとワクワクが伝わってきて
「うふふ」と頬を緩ませながら
拝見しています。
(↑2016年 開幕戦＠熊本)
さて。
2015年シーズンから
レース番組《RIDE & DRIVE》で
モトクロスのリポーターを担当しておりました
わたくし、ぴかるんばですが
今シーズン
みなさんのお目にかかることは
できなくなってしまいました。
と、いうのも
今年は番組が
ロードレース・モトクロス・トライアルを
月に一度ダイジェストでご紹介する
30分編成となり
現場リポーターの起用が
なくなってしまったのです。
このお話は
昨年の秋口から出ており
番組スポンサーだった
SUZUKI や YAMAHA が
レース活動を自粛
および控えめにする方針を
発表したあたりから
覚悟はしていました。
だけど、いざ
もうリポーターとして
モトクロスの魅力をお伝えできないのかぁ…
レース会場で
モトクロス談義に
花を咲かせられないのかぁ…
そう思うと
どうしようもなく寂しくなって
今日まで発表できずにいました。
振り返ってみて思うのですが
私のモトクロスへの気持ちは
ほとんど〝恋〟でした。
2015年、春
バイクイベントのステージで
司会をさせていただき、
そのときのゲストが
当時 KAWASAKI を駆っていた
三原選手でした。
そこで
三原選手がいつも練習しているという
パーク神戸を紹介していただき
遊びでバイクに乗るようになりました。
すると
パーク神戸で出会った
迫田選手や渡辺選手、能塚選手が
夏に神戸で開かれるレースに出るというので
ちょっくら
観に行くことに決めました。近いし。
そうして足を運んだのが
第１回目の神戸大会でした。
そのレースを観た瞬間
稲妻が走るように
私は恋に落ちました。
いてもたってもいられなくなり
その場で
隣にいたテレビカメラマン然とした人に
頭を下げます、
「私をリポーターに使ってください。」
そこから始まった
３年あまりのモトクロスライフは
私の運命を変えてくれました。
(↑一年後。リポーターとして入った2016年の神戸大会は、気合いが入ったなぁ。)
はじめは
一戦一戦が単体で
「今日は〇〇選手がかっこよかったな〜♫」
くらいにしか感じていなかったけれど
続けて観ると
すべてのレースは繋がっていて
今の結果をつくっているのは
それまでの血の滲むような努力であることがわかりました。
力の限りを尽くして挑むレース…
なのになかなか成果が出ない、
思うように走れない、
スランプに陥ったことも
きっとあると思います。
それに
決してライダーひとりで
戦っているわけではありません。
たくさんのスタッフや家族の想い
それから歴史を背負って
スタートラインに立つのです。
いちばんに帰ってきた選手が
満面の笑みでスタッフさんと
ハイタッチをする姿、
はたまた
涙を流しながら
抱き合う姿なんかを見ると
みんなで勝ち取った
勝利なんだなぁ、
この裏には
ツラいことや苦しいことが
数えきれないくらいあったんだろうなぁ、
いろんなことをなげうって
モトクロスにかけてきたんだねぇ、
ということに気づいてしまって
もらい泣きせずにはいられませんでした。
(↑昨年の年間表彰式で。ゆうなちゃんのチャンピオンも、うれしかったなぁ。)
およそ３年間。
選手や関係者
古株ファンの方々に比べると
ものすごく短いけれど
それでも
思いの丈を綴ろうとすると
とめどなく気持ちが溢れてきます。
この先まだまだ長い
私の人生の中で
モトクロスが与えてくれた影響は
きっと、とても大きい。
こんなふうに
人の一生に
忘れられない記憶を刻み込むことのできる
モトクロスという競技は
ほんとうにすごいです！
すごいんですよぉー！！！
(↑好きが高じて、ちがう番組《ジェイコム：ジモスポ北河内》でモトクロスを紹介させてもらったこともあったっけ。)
最後になりましたが
私がモトクロスからもらった
いちばんの財産は
やっぱり〝ご縁〟です。
モトクロスを通じて
私にはたくさんの友達ができました。
だから
悲しいことがあった日も
体がつかれている日も
仕事で失敗した日も
モトクロス会場へ行って
みなさんに会えるのが
とてもうれしかったです。
その輪がどんどん広がって
モトクロスファンの方が、
私が出演するちがうイベントにも
来てくれるようになったり
いろんな飲み会に
顔を出させてもらったり
オフロード走行会の
仲間に入れてもらったり
あと、大変ありがたいことに
別の仕事をいただけたりするようにも
なりました。
会場で
「ぴかるんばー！」
と声をかけハイタッチしてくれた
ファンのみなさん
新参者の私を
あたたかく迎え入れ
いろんなことを教えてくれた
ライター・カメラマン・関係者のみなさん
つたないインタビューにも
真摯に答えてくれて、
裏で会ったときには
フレンドリーに接してくれた
選手のみなさん
そして
厳しくも愛情を持って
私を育ててくれた
GMP・BS12・FRESH
番組スポンサー各社のみなさん
ほんとうにありがとうございました。
(↑中でもタイヤメーカー・ダンロップの松村さんには、良くしてもらった…)
なんだか
永遠のお別れのようなご挨拶に
なってしまいましたが
リポーターから
いちファンに戻るだけっ。
私のモトクロスへの情熱は
この先一生消えることなどありません！
今シーズンは
近畿圏を中心に
ちょっぴり遠征もしながら
観戦しに参りますので
会場でお見かけの際には
ぜひ声をかけてくださいね！
新しくなった
《RIDE & DRIVE》の放送も
楽しみにしています♡
モトクロスを愛するすべての方にとって
キラキラ輝く、飛躍の年になりますように。
健闘をお祈りしています。
2018年 4月 吉日
きのせひかる
