前回『火車』の読書感想文を書いたところ、思いのほか多くの反響をいただき、中でも〝宮部みゆき先生の世界観がいかに素晴らしいか〟こんこんと説うてくれたKマネージャーのオススメにしたがって、手に取った。
事件の全貌を、インタビュー形式で明かしていくという手法が、そもそもセンセーショナル。
ひとつの物事が、さまざまな人の視点で描かれているので、情景を立体的に想像できるの〜!
この物語が世に出たのは、1996年。
日本が、バブルのあと始末に追われている頃だったらしい。
高度経済成長期を終え、不景気のまっただなか、〝マイホーム〟や〝家族〟の在り方も、ずいぶん変わっていったんだって!
そんな、当時の社会を風刺しつつ、エンターテインメント性もたっぷり。
読み応えバツグンの作品だった!
ちなみに、1996年は、私の両親がマンションを購入した年。
あれから20年。
最後は私ひとりで住んでいたそのマンションを、今年、手離した。
パパルンバは
「あのときは、夢いっぱいで買ったんだけどな〜」
と、後ろ髪ひかれており
ママルンバは
「昔と今では、私たち家族の形が変わったんだから、住処が変わるのも仕方のないこと。」
と、いさぎよい。
なっちゃん(妹)は
「ひかるちゃん、帰る場所がなくて平気?」
と、しきりに私を心配してくれた。
家族ってなんだろう。
そんなことを考える機会が多かった2016年の最後に、この本にめぐり逢えたことは、偶然ではない気がする。
今年も、たくさんの良書に出逢えて、楽しかった。
来年はどんな冒険が、幻想が、大恋愛が、待っているのかしら〜♫うふふ
※写真は、今年もいっぱい、江國香織の本を貸し借りした、まなみん♡
浦っち@ura040410位『10クローバーフィールド・レーン』この時代にヒッチコック的密室サイコスリリング映画を劇場で観れるとは思わず、トップ10入り。もはやクローバーフィールドは味付け程度のテイストという潔さにも驚愕。引きこもり体質な方に是非。… https://t.co/y2G9gLCuAV
2016年12月30日 23:18
浦っち@ura04049位『アイアムアヒーロー』国産ゾンビ(ZQN)映画が最高だった。対ゾンビ戦にして最強の武器である散弾銃を日本国内で持てている背景も、その引き金を引く事にこれほどまで重みを持たせるのは銃社会のアメリカでは考えられないシナリオだな… https://t.co/evYYh55RFs
2016年12月30日 23:25
浦っち@ura04048位『ディストラクション ベイビーズ』シン・ゴジラを倒した問題作。理由なき破壊を続ける移動型モンスター。そこに「おっぱいいかがですぁー?」と怪しげに勧誘する柳楽優弥の姿は一切ない。『溺れるナイフ』に酔いしれた方は混乱の渦に飲ま… https://t.co/7vuF5vQsGD
2016年12月30日 23:40
浦っち@ura04047位『セトウツミ』永遠観ていたい気持ちになる70分のただの会話劇。あの頃無駄に過ごしていたような学生時代のひと時を切り取り方1つでこんなにも輝く側面を持つんだと満席のテアトル全員で笑いあった青春映画。今年邦画界No.1のベスト… https://t.co/UXmhBaQC47
2016年12月31日 00:09
浦っち@ura04046位『世界から猫が消えたなら』「当たり前」がたった1つでも目の前から無くなってしまう事で、あまりにも大切な思い出たちを喪失してしまうという儚さに、劇場を出た後見えるもの全て何もかもが愛おしく思えた作品。今年一番泣いた映画。… https://t.co/q1GczuPwjE
2016年12月31日 00:26
浦っち@ura04045位『ブルックリン』田舎で報われてない垢抜けない女の子が都会に出て頑張るっていうから親心で応援しながら観てたら、ポスターから想像出来ないとんでもないストーリー展開にひっくり返った問題作。上京⇄帰郷あるあるが世界共通だったとい… https://t.co/45DpGmQdF6
2016年12月31日 00:53
浦っち@ura04044位『TOO YOUNG TO DIE!-若くして死ぬ-』出落ちな映画かなと思いきや愛おし過ぎる地獄の哀愁に心射抜かれた今年のダークホース。劇中歌『天国』の活かし方がまさに神がかり。自分が死ぬ直前にもう一度観たいと思った作品。… https://t.co/9G0tQo2CTG
2016年12月31日 11:59
浦っち@ura04043位『怒り』1つの事件を背景に全く異なる3つの物語が交錯。信じる事と疑う事、裏切られる事を重ねて露わになる剥き出しの怒りや静かな怒り、やり場のない怒りの中に微かな希望の光を見い出したくなったあまりにも狂おしい今年の邦画ベスト1… https://t.co/4rl4XxSyFl
2016年12月31日 12:07
浦っち@ura04042位『君の名は。』恥ずかしげも無くボクは叫ぼう。《この映画は素晴らしいっ‼︎》日々出会いを積み重ね、日々いつかの思い出が忘却の彼方に消えていくけれど、その紡ぎが人を大きく成長させてゆく。大切な誰かに出会うための1つの最高の… https://t.co/66Kbz2kDn0
2016年12月31日 12:16
浦っち@ura04041位『ヘイトフル・エイト』『映画館で観る』という行為を時代を遡って改めて見直し、DVDでは体験出来ない唯一無二の価値観を提唱してくれた今年ベストシネマ。全カットに贅沢に繊細に作り込まれた「映画」という芸術にとにかく酔いしれた… https://t.co/IwHPlkIRvR
2016年12月31日 12:34