何ともお粗末なものである。
鳴り物入りで募集し決定したロゴが、海外の著名ロゴと似ていたと指摘されるとは。相手は、遠慮気味に指摘してはいるが、どう見てもデザイン的には完全なパクリとしか見えない。
日本側は「商標」調査をしたというが、各国で判断もバラバラであるような商標調査よりも、世界中の著名ロゴとの検証、常識的なデザインの調査を行うべきであったろうし、判断もそれを優先すべきであった。
デザイナーの発想は、そのデザイナーの人生における全ての記憶や無意識の記憶からなされるものであることから、先ず当該ロゴデザイナーに対して発想経緯の厳格な確認検証を行うべきであった。
表面的な調査と判断のみで決定したあのロゴで、又しても世界に恥を晒し、「東京オリンピック／パラリンピック」の汚点を更に追加したといえる。
国立競技場問題で逃げまくる官僚、政治家、関係者により日本は「無責任国家」の烙印を押され、今回のロゴパクリ問題で、知的財産権保護に関する途上国以下の国との評価を受け、あの首相のチグハグ演説で「コミュニケーション無理国」から抜け出せず・・・「おもてなさない」国ブランドが定着しつつあるといえよう。