古い民家を改造した茶館で手頃なランチが頂ける。
丁度、新緑の季節で、多様な緑の新葉と温かな光りのなかでランチを頂いた。
230年の歴史を残す家屋の中で、旬の筍御飯に数種の菜、所々に置かれる
器や絵の類。
丁度千葉県の若手陶芸家の作品展も併設されており、眼と舌と風の感触で
ランチを楽しめた。と、言いたいところであるが、同室の4人組のおばさん連中の
お喋りには閉口。教養がないにも拘らず見栄とお喋りは得意の四人組は、
小中学校の母親であろうか、聞くでもなく嫌でも耳に入る話題は学校と子供
と家族のこと。留まることのないお喋りは声高に下品な笑いが募り、周りへの
配慮の欠片もない。
お行儀の悪い社会、マナーを忘れた社会、我が物顔のオバサン連中。
新しく手入れされた庭の美しさや展示されていた若手陶芸家の作品の静謐さ
に比して、余りにも不要なおばさん四人組のお喋りは社会の劣化の象徴であろうか。
四季折々手頃なランチを頂きながら花樹を楽しめるお店であった。