最近フレンチやイタリアンレストランでがっかりすることがある。
それは、店内の装飾、絵画類がそれなりに相応しいかどうかという点と、
店内に流れる「音」である。特に「音」は食事中ズーっと耳に入ってくるのであるから
チグハグなものは頂けない。
中国のフレンチやイタリアンレストランでは、「洋楽」であれば何でも良いという
ところがあり、それはそれなりに仕方のない文化土壌と思ったが、日本では
フレンチレストランでは、ドビッシーやラベル、クープラン、ショパン、エリック・サティー
あるいはシャンソン位を流して欲しいものである。イタリアンではオペラのアリアか軽い
カンツオーネや有名イタリア映画の主題曲などをお願いしたいものである。ロックや耳障りな
現代音楽等は食の歓びを半減させてしまう。
佐倉市「パリソワ」のショパンは秀逸、我孫子市「Vin-dange」のロック?は若者に媚びた
との印象であった。