藤井七段対天彦九段戦は先程藤井七段の完勝で終わった。感想戦で仕掛けの所を検討しているが、そこは昼食休憩前から昼食後一時間ぐらい考えていた局面である。結局藤井七段の9七角打ちで決まったということなのかな。後はどんな風にして勝つのかなということになってしまった。佐藤天彦九段は昼食後1時間ほど姿を見せず、具合が悪いのか、解説の橋本崇載八段は横になって考えているのではないかと言っていた。手番は藤井七段であったが、2択でどちらも似たような手である。しかし戻って来た天彦九段はすぐ指さず少考の後、普通の手を指した。その後意外な手もあったが、良くなる順はなかったようだ。取れる飛車を取らず、結局馬と交換したりして大丈夫かと思わせたが、結局前名人に投げ場を与えず、綺麗に詰みあげた。後に尾を引くような負け方だった。

 明後日の決勝は永瀬拓矢二冠となったそうだ。練習将棋では何局も指していると思われるが公式戦では初対局である。非公式戦の「炎の七番勝負」では、藤井四段に唯一黒星を与えたのが、当時の永瀬六段だった。

 感想戦の続きを見たいので、ここで終わります。