「ロンちゃんノート」に何を書くか迷っていたが、昨日読み終わった本の事を書こう。

 「反日メディアの正体」というのは上島嘉郎という、元産経新聞社で雑誌「正論」の編集長をしていた人が書いたというか、講演で話したことなどをもとに書籍化したものである。経営科学出版というところで出しているが、定価が1980円+税という高価なもので、ページ数が90ページ足らずというものだった。ただしネットで買ったのだが550円であった。得したつもりだったが、そんなに得した気分にはなれなかった。

 著者の上島氏は昭和33年生まれで、愛媛県立松山南高等学校卒業だそうだ。生まれは長野県辰野町で辰野町は「戦艦大和」の最後の艦長有賀幸作の出身地だそうだ。栗林忠道中将も長野県の出身で、社会科の先生が「長野県は総理大臣こそ出していないが、先の戦争で2人、陸軍と海軍で立派な軍人を出した。」と話してくれたそうだ。社会科の先生にも色々いるなあ。松山南高等学校というのも、私にとって懐かしい校名である。東京で下宿していたころ、親しくなった下宿先の男の子が、松山南高等学校卒業で、ハンドボール部だったそうである。今頃どうしているのかな。一度松山の彼の家に遊びに行ったことがある。道後温泉や種田山頭火の一草庵などを訪ねた。また脱線した。

 「反日メディアの正体」で言っていることを簡単に言えば、戦後GHQの占領政策で発動された「WGIP」が令和の今でも根強く影響して、日本と日本人を駄目にしているということだろう。確かに最近のマスコミや野党の言動は、「売国奴」的である。与党もおかしいし、選挙の時に誰に投票していいかわからなくなってしまう。ともかく「安倍たたき」ばかりやっている。コロナ騒動の渦中で安倍政権打倒のチャンスとばかり、コロナ対策はさせないで、一国の総理を国会に縛り付け、愚にもつかない質問ばかりして、国民の生命財産を脅かしている。官僚はサボっていても別に困らない。「挙国一致」と言うと、またぞろ戦前に逆戻りとか言うのか。しかし今の状況は「挙国一致」で臨まないと、あちこちで死者が出ることになると思う。病気で死ななくても、経済的に困窮して自殺者や犯罪が多くなることが予想される。私が就職活動をしているころ、最も高給取りと言われていたのは、朝日新聞社と岩波書店だった。組合活動が活発で、そのことで首になったり、企業が倒産するとかがないところが、平気でストライキをしていたものだ。国会議員の言動がどんなに理不尽であっても、国会議員の国会内の発言は保証されている。与野党共に無責任な発言で、国家の最高議決機関が無用の長物に成り下がっている。どうしたらいいのか。今日も外出を自粛して、家に閉じこもっている。それぐらいしか出来ないでいる。