こんにちは、

宇宙人保育士の紀乃です😊

 

さて、今日は、

「VUCA(ブーカ)と保育と子育てと」と題して、

これからの社会の変化を見据えた、

子どもとの関わり方について、私、紀乃が思うことを書きました。

 

では、さっそく…

VUCA(ブーカ)、

子の言葉を目にしたことや、聞いたことはありますでしょうか?

 

VUCAとは、一言でいうと

「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」を意味します。

 

1990年代後半に発生した言葉ですが、

2010年代に入ると、昨今の変化が激しく先行き不透明な社会情勢を指して、ビジネス界においても急速に使われるようになったそうです。

変動性(Volatility)、

不確実性(Uncertainty)、

複雑性(Complexity)、

曖昧性(Ambiguity)

の頭文字を並べてVUCA(ブーカ)です。

 

さて、

「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」

と聞くと、どんな気持ちになりますでしょうか?

 

私は、これから、世の中がどんなふうに変化していくのだろう…

とワクワクする気持ちと共に、不安も感じます。

 

どうなるか分からない、という状況は、

不安を生みやすいのだと思います。

 

どんな世の中、どんな社会になるのか分からないと、

今、子どもと関わっている大人達は、

どんなことを子どもに伝えて行ったらよいのか分からなくなる方も

少なくないでしょう。

 

社会の変化がゆっくりな時は、

今の親世代は自分が教わってきたことを、

そのまま子どもに教えても、

社会が変わらないので、適応できます。

 

ですが、社会の変化のスピードが速いと、

今、子ども達に教えたことは、

子ども達が大人になった時の社会には適さないかもしれません。

 

具体的な例として、

宇宙人保育士が伝える!心がちょっと軽くなる 子どものとの関わり方

にも書かせていただきましたが、

私がお年玉などをいただく時に

「必ず貯金するんだよ」

と、教えられたことは、預金金利が当時よりもかなり下がった今では、

子どもにとって有益な情報ではなくなっています。

 

それでも、

世の中がどんなふうに変わっても、

大人が子どもに伝えるべき、普遍的なことはあると思います。

 

たとえば私は、

子ども達に、どんな社会、どんな世の中になっても

「逞しく」生きていって欲しいと想っています。

 

さらに、

私が考える「逞しさ」のなかに、

「喜ぶ」と「楽しむ」があります。

 

どんな環境下でも、どんな状況でも、

喜びを見付けられたら…

楽しいと感じることを見付けられたら…

生きる意欲を失わずに、

希望を持って生き抜いて行けるのではないかと思っています。

 

…逆に、どんな環境下でも、どんな状況でも、

喜びや楽しさを感じられなくなったら、

生きる意欲は減っていってしまいます。

 

「喜び」や「楽しさ」を見つけるには、

子ども一人ひとり、それぞれが

「自分は、どんなことを嬉しいと思い、

どんなことを楽しいと感じるのか」を

知っておいた方が良いと思っています。

 

それを発見することが、

就学前の乳幼児期に、

とても大切なことだと捉えています。

 

自分のことを知り、

自分の感覚を知り、

自分が楽しいと思うことを、

自分で大切にすること。

 

そして、自分の大切な人、

仲間のことも知って、

仲間の感覚も尊重して、

仲間が楽しいと思うことも

同時に大切にできる行動を選べること。

 

そんな姿勢と知恵を

子ども達には

様々な経験を通して見に付けて欲しいです。

 

困難が生じても、

仲間と一緒に、

笑いながら乗り越えて行けるように。

 

変動性は「変えられるチャンス」でもあり、

不確実性には「どうなるか分からないワクワク」もあり、

複雑性には「紐解く楽しさ」があり、

曖昧性には「自由度の高さ」もあります。

 

今まで変えたくても膠着してなかなか変えられなかったことも変えられるかもしれず、

先が読めないストーリの方が冒険をしてるようなドキドキ感があり、

すぐに溶けてしまうパズルよりも、なかなか解けないパズルの方が楽しいし、

絶対にこう!と決めなくても良いことは、曖昧にしておいてOKという自由も増えると思います。

 

今後、どうなるか分からないことに対して不安が湧いて来た時は、

心の中で「どうなったら嬉しい?」と自分に聞いてみてください。

 

もしかしたら、今まで無意識にあきらめたり、

見ないようにしてきた、理想や、嬉しい・楽しいと感じることを

思い出せるかもしれません。

 

そして、今までの世の中や社会では

叶えることが難しかった、その理想は、

これからの世の中では叶えることができるかもしれず、

嬉しい・楽しい、と感じることも、

ドラえもんが登場して、かつて見たことがない道具で、

その喜びを増やしてくれるかもしれません。

 

理想を叶え、嬉しい・楽しいと感じられる時間を増やすためにも、

ぜひ、この機に理想や、感覚を思い出してください。

 

子どもとの関わり方について、と書き始めましたが、

自分との関わり方に着地しました。

 

はい、子どもとの関わり方が穏やかになると、

子どもとの関わり方も穏やかになります。

 

きっと大丈夫と思えるから、

子どもに「きっと大丈夫だよ」と言ってあげられます。

 

子どもにも、不安よりも、

安心をより多く感じて欲しいですね。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます😊

 

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