こんにちは😊
宇宙人保育士の紀乃です✨
さて、今日は、先日、私がいただいた質問に答えたことを解説します😉、、
いただいた質問は
「紀乃さんの保育園では認知能力と非認知能力のバランスをどんなふうに捉えているのですか~?」
でした✨
この質問に対しての私の答えは
「就学前に非認知能力を充分に見に付けておくことで、就学後の認知能力の吸収率に違いが出ると考えているので、
ちいはぐ保育園では非認知能力に重点を置きながら認知能力への興味を促して子ども自らが認知能力を求めて吸収できるようにしています」
と答えました。
はい😊
質問も回答も分かりづらいですね💦
この会話にウンウンと頷けた方は教育について基礎的な知識をお持ちの方だと思います。
分かりづらい言葉は「認知能力」と「非認知能力」ですね。
知らない言葉に出会われた方は、
せっかくなので、この機に知ってる言葉を増やして、
「認知能力」と「非認知能力」でしょ、うん、知ってるよ、と言える自分になっちゃいましょう。
紀乃なりにシンプルに説明しますと、
「認知能力」とは計測できる能力、
「非認知能力」とは計測できない脳力です。
こちら↓、国立教育政策研究所の説明の一部をお借りしました。
【学力テストやIQテストなどによって数値化できる、計算や読み書きといった認知能力に対し、非認知能力は数値化できない心の能力のことを指します。例えば、忍耐力や意欲といった「目標を達成するための力」や協調性や共感といった「他者と協力するための力」、自尊心や自信といった「情動を抑制するための力」など、心の働きに関するものです。】
※引用:非認知的(社会情緒的)能力の発達と科学的検討手法についての研究に関する報告書(国立教育政策研究所)
非認知能力の中でも特に重要な4つと言われているのが、
① 自己認識
② 意欲(動機づけ)
③ 持続力・忍耐力
④ 社会的能力
です。
4つじゃないじゃないか!
というツッコミも大歓迎♪
注目していただきたいのは先述の通り①~④全て、
テストや機器で計測して数値化するのが難しい能力というところです。
それぞれを簡単に説明すると、
①自己認識
→自分自身を正しく認識すること。
自分自身を大切だと思う自己肯定感や、自分の能力を信じてやり抜く力です。
前向きに人生を生きる上で大切な能力のひとつですね。
② 意欲(動機づけ)
→目標に向かって行動を維持し続けるのに必要な能力。
意欲を持って、認知能力のスキルアップもできるようになりたいですね。
③ 持続力・忍耐力
持続力と忍耐力のどちらも、目標を達成するために必要な能力。
幼児期から、少しがんばれば達成できる簡単な目標を立てて、達成感を体感してもらいたいですね。
④ 社会的能力
リーダーシップや協調性、思いやりといった社会とのつながりを深めるために必要な能力です。
社会的能力は他者との触れ合いの中で育まれていくものなので、普段からコミュニケーションが活発な環境のなかで生活できるとよいですね。
なぜ、非認知能力が大切なのかは、
1960年代にアメリカで行われた「ペリー就学前プロジェクト」と呼ばれる研究の結果が参考になりますので、
ご興味がりましたら、こちら↓の、内閣府のサイトに掲載された「ペリー就学前プロジェクトの効果」についても読んでみてください。
※参考:第3章 2.2.(1)保育園・幼稚園等での幼児教育|政策統括官(共生社会政策担当) - 内閣府
今回のブログを書くにあたり、こちら↓のサイトにとてもお世話になりました。
株式会社TOEZ BabyPark「Childcare column」
最後まで読んでくださり、ありがとうございます💕
私の学びの共有が、お役に立てて、
そのことが子どもの今と未来の幸せに繋がったら、
私もとても嬉しいです。
2023年、今秋、私の初の著書、
宇宙人保育士が伝える、子どものとの関わり方の本が
発売となります。
詳細はまたお知らせします😉
紀乃