みなさん、こんばんは。

 

96歳の親父はいつも通り元気です。( `ー´)ノ

 

今日は、親父に何年も前から(何十年も前から?)伝え聞いたお話を書きたいと思います。

 

 

それは、第二次世界大戦の最中でしたけど、

 

昭和5年生まれの親父は、学童が武器の工場に集められ、

 

軍隊(旧日本軍)のつかう武器を作る作業をさせられていました。

 

当時、学徒動員と言って、学生が戦地に赴くこともありましたが、

 

戦地に送り込むほど年齢がいっていない学生は工場で武器を作るのが

 

当たり前の世の中でした。

 

(今を生きる、私たちには想像もつかない世の中ですけど、国が戦争になると、学生は兵隊に行ったり、工場で武器を作ったり、というのは当たり前の世の中でした)

 

で、親父は配属された工場で武器を作る日々を送っていたらしいのですが、

 

お昼休みに出る、おひるごはんは「大豆を煮たものが茶碗一杯」

 

お米じゃないですよ、大豆を煮たものが茶碗に入って出てくるのが、おひるごはんです。

 

お米もない、肉もない、魚もない、味噌汁もない、タダの大豆を煮たものだけを食べるんです。

 

それが、戦争中の工場でのおひるごはんです。

 

で、時代が時代だけに、のんびり食べることは許されない。

 

工場の上司が食べるより食べるのが遅いと、厳しく𠮟られます。

 

しかも、親父の工場の上司は、あっという間に大豆を煮たものを食べてしまう、早食いでした。

 

親父は毎日、毎日、おひるごはんの時に、上司より早く食べるように、大豆を煮たものを食べていました。

 

これが、いけなかった。

 

大豆がきちんと消化されずに体内に入ってしまったので、カラダが悲鳴をあげて、親父はある日、盲腸(虫垂炎)になってしまいました。

 

で、病院に入院です。

 

外科で、盲腸を切り、切除しましたが、傷口からは、毎日毎日大量の膿みが、ドロドロと出ました。

 

ガーゼを寝る前に傷口に入れておくのだそうですが、翌朝起きて外科医が病室に来ると、傷口のガーゼを引き出すと、膿がドロドロと出て、病室は悪臭が蔓延してしまうありさま。

 

親父の親父(つまり私から見て、祖父)は、家にある金目の物を、どこかに売ってお金に換えて、入院費用や医療費を工面していたらしいです。

 

ですが、そんな努力も虚しく、

 

毎日、膿がドロドロ・・・。

 

毎日、膿がドロドロ・・・。

 

親父は言いませんが、多分、親父自身も、他の家族も、皆が皆、もうダメかもしれない、と思っていたのかも知れません。

 

しかし、ある時です。

 

当時の日本は日独伊同盟を結んでいましたから、ドイツからUボート(潜水艦)が、特効薬を積んで、連合国軍の目をかいくぐり、日本に到着しました。

 

親父は、その薬が「ペニシリン」だというのですが、これは誤情報らしく、私が調べたところ、

 

ペニシリンは、イギリスとか(当時の敵国)が開発していた薬でした。

 

私の調べによりますと、ドイツが開発していた薬は「サルファ剤」というものらしいです。

 

まあ、細かいことは置いておいて、そのドイツからUボートで運ばれてきた薬を、親父の傷口に耳かき一杯、投入したら、あら不思議!!!???、今まで、ドロドロ出ていた膿がピタリと止まり、しばらくのちに、親父の盲腸は完治して、退院できました。

 

親父は、非常にドイツという国に感銘を受け、戦争が終わったのち、ドイツ語を学びました。

 

親父の職業は(戦争が終わり、親父が学校を卒業したのちの仕事として)中学校の数学の教師をしていましたから、中学校では「ドイツ語クラブ」を設立して、教え子の中学生にドイツ語を教えていたそうです。

 

もっとも、親父のドイツ語の学力は、ドイツ語検定3級か、2級くらいだと思いますけれども。(;^_^A

 

で、私がこのブログ記事で何を言いたいのかと言いますと、

 

日本の昔話に「蜘蛛の糸」というのがあるのは、皆さんもご存じだと思います。

 

ひでえ極悪人が地獄に落ちたけれども、生前、一匹の蜘蛛を殺さずに助けた、というあの話です。

 

私は、ドイツのヒトラーの姿を、蜘蛛の糸に出てくる、あの男になぞらえて考える、という事を昔から思っていました。

 

親父の盲腸の話を聞くたびに、Uボートで運ばれた薬を耳かき一杯傷口に入れただけで治ったという話を聞くたびに、

 

ヒトラーが、蜘蛛の糸に出てくる、あの男に思えて仕方ないのです。

 

親父は微塵もそのようなことは言いませんが、私が個人的に連想してるにすぎませんが。

 

世界的に見れば、ナチスドイツのヒトラーは、ホロコーストをした、極悪非道の独裁者です。

 

それは、まったく否定しません。

 

しかし、ヒトラーがドイツ軍に「Uボートに薬を積んで日本に行け」と命令しなければ、

 

私のたった一人の親父は、今、生きていないでしょう。おそらく。

 

私の思い込みが激しすぎるだけかも知れませんが、親父の命はヒトラーが救ったのです。

 

100%悪人はこの世界に居ないと思います。

 

99.9%極悪非道な奴でも、0.1%くらいは、意図してる、意図してない、に関わらず、蜘蛛を助けるんです。

 

それが、どんなに悪人でも、その人の人間の姿だと信じたい・・・・・・です。

 

長くなりました。

 

おやすみなさい。

 

また、ブログ記事書きます。

 

ではでは。