KINOMI行政書士@入間市の日常

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埼玉県入間市にある『木の実行政書士事務所』
行政書士としての仕事のことや、趣味のこと
中学生の子を持つ親としてのあれこれを書いて、
明日に活かすことができればいいなと思っています。

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タイトルのとおり


「認知症介護4648日の可視化」という講演会でお話を聞いてきました。



講演の主催は「認知症所沢家族の会」さんで


講師は山崎正人さんです。



山崎正人さんは、工業デザイナーで、大学の講師もされている方で


ご自身のお母様の介護の経験を工業デザインの視点から可視化し


また、実際の介護にもデザインという視点を利用して


さまざまな工夫をされています。



たとえば


お母様は、家の中で大事だと思うものを見つけると


ご自身の部屋へ持って行ってしまわれるようになっていたそうです


そこで、山崎さんの子供のころの写真を


家のあちこちに、壁に貼ったり、テーブルの上に置いたりして


お母様がどのような状況の時にどの部分を注意して見ているか


調査されたそうです。


その結果をもとに


危ないものが目に入らないようにデザインや配置を工夫したり


よく見るところには、よく行く場所へ誘導できるような


動線を可視化したりといったことをされたそうです。



とても興味深く参考になるお話ばかりで、勉強になりました。


山崎さんはいろいろなところで講演をされているそうです。


機会があったらぜひ参加してみてはいかがでしょうか。





先日、認知症サポーター養成講座に行ってきました。


講師は、同じ支部の先輩行政書士の先生です。


教材


会場は、所沢市にある コミュニティカフェ


「すうぃーとはーと」さんです。


こちらでは、ほかにもいろいろなイベントをされており


午後には認知症カフェを開催されていました。




認知症カフェとは


認知症の方やその家族の方々が集まって


悩みを共有するだけでなく


医療や介護の専門家からのアドバイスを受けられたり


地域住民と交流を深めたりなどなどをできる場所とのこと。


市などの自治体が施設で開催したり


町内会が公民館で開催したり


さまざまな形で全国で行われているようです。




講座終了後にはサポーターの目印である


オレンジリングをいただきました。


オレンジリング


認知症についてより理解を深めること


地域での取り組みに協力すること


いろいろと新たな思いを生んでくれた


とてもすばらしい講座でした。



厚生労働省の

『医療・介護に係る長期推計』によると

2025年には、

現在よりも100万人の介護職員の増員が必要と

試算されているそうです。


この人手不足を補うために

介護職の資格制度の要件の緩和や

介護福祉士資格を持った外国人の在留を認めることなどの

検討が始まっているとのこと。


介護職の資格については

ここ数年の間にいろいろと制度改正がされているようです。

概要ですが、

(1)介護福祉士

(2)実務者研修修了者

(3)介護職員初任者研修修了者

とあるようで、

訪問介護の仕事を行うにはこれらの資格が必要となるとのこと。

(3)の資格取得のためでも130時間の研修時間が必要だそうです。

介護職の質を確保するために、ある程度の研修時間は必要でしょうが

転職で介護職を検討する際には、なかなかの研修時間だと感じてしまいます。



また、出入国管理法の改正となると

私たち行政書士にも関わる大きな制度改正となります。


介護職の人手不足の解消になるような制度改正になるといいですね。