タイトルのとおり
「認知症介護4648日の可視化」という講演会でお話を聞いてきました。
講演の主催は「認知症所沢家族の会」さんで
講師は山崎正人さんです。
山崎正人さんは、工業デザイナーで、大学の講師もされている方で
ご自身のお母様の介護の経験を工業デザインの視点から可視化し
また、実際の介護にもデザインという視点を利用して
さまざまな工夫をされています。
たとえば
お母様は、家の中で大事だと思うものを見つけると
ご自身の部屋へ持って行ってしまわれるようになっていたそうです
そこで、山崎さんの子供のころの写真を
家のあちこちに、壁に貼ったり、テーブルの上に置いたりして
お母様がどのような状況の時にどの部分を注意して見ているか
調査されたそうです。
その結果をもとに
危ないものが目に入らないようにデザインや配置を工夫したり
よく見るところには、よく行く場所へ誘導できるような
動線を可視化したりといったことをされたそうです。
とても興味深く参考になるお話ばかりで、勉強になりました。
山崎さんはいろいろなところで講演をされているそうです。
機会があったらぜひ参加してみてはいかがでしょうか。