
〜〜〜(前回①の続き)〜〜〜
なぜ「ガッチャマン進行」は「つらい事に立ち向かい、困難を乗り越えた先には明るい未来が待っている」感じがするのか?
ヒミツは曲の「始まり方」と「終わり方」にありました。解決編はこのあとで。ハンマーカンマー。古畑任三郎でした…。
○フツーに明るい曲 = メジャーコードで始まり … メジャーコードで終わる
《例》♪アルプス一万尺、ドレミのうた、おうまの親子、うさぎとかめ
●フツーに暗い曲 = マイナーコードで始まり … マイナーコードで終わる
《例》♪ドナドナ、赤い靴、かあさんのうた、とおりゃんせ
そして「ガッチャマン進行」は、というと。
★マイナーコードで始まり … メジャーコードで終わる
これこそが「つらい事に立ち向かい、困難を乗り越えた先には明るい未来が待っている」感じがする、ヒミツだったのです。
画像の楽譜、1段目は曲の冒頭部。Cm(シー・マイナー)から始まっています。で、中略して
2段目。これは私が考えた「ガッチャマンのフツーの終わり方」。Cmで終わらせてみました。弾ける方は演奏してみてください。全く問題なく成立します。
これはこれで勇敢な感じであり、「引き続き気をぬかずに戦い続ける」、「次へ続く」印象を受けます。
そして3段目。こちらがC(シー・メジャー)で終わる、本物のガッチャマン。
2段目と3段目を弾き比べるとその違いがよくお分かりになると思います。
この進行だと明るい未来がやってきて悪の組織との戦いは終わり。最終回。めでたしめでたし。っていう感じがしませんか。
ちなみにこの効果を逆用してヘンテコな遊びができます。上に暗い曲の例としてあげた「ドナドナ」や「赤い靴」。歌詞も暗いし曲調も暗い。数ある暗い曲の中でも最も暗いと思われる「救いようのない暗さ」の曲ですが、
これらの曲の終わり方をメジャーコードにしてみると…なんかヘンな感じになるでしょ? 歌詞は暗いままなのに、曲調は明るく終わって…。ブラックユーモアというか、ある種の狂気すら感じますね。コード進行は感情にとても働きかけてくる…。奥が深いですよね。
さて次回は「曲の終わりだけじゃないよ。ガッチャマン進行」の巻です。 ユルーくお楽しみに〜♪
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