3日間の無人島キャンプを通じて感じたこと、

学んだこと、

感想など。

 

事前のLINEグループのノリがあまりにも若くて

「ついていけねぇ…」

と思った。

きっと陽キャのパリピのウェイばかり来るんだろう、無理ムリこわい、

と怯えた。

何より、敬語禁止ルールにイラついた。

「私はゆっくり距離を縮めたいタイプなのに、仲良しぶって価値観押し付けてくんな!」

とうんざりした。まぁ博多弁で喋ったけど。

 

私は集団の中にいるより、

集団を端から眺めていることの方が多い。

人間が好きだけれど、

集団の中にいると孤独を感じる。孤独が嫌いってわけじゃないけど。

ポリアモリーであること、

LGBTであること、

バツイチであること、

発達障害者であること、

レイプ被害や中絶経験のこと、

何も隠さず生きているけれど、

「気持ち悪いと思われるだろうな」

っていつもほんのり絶望している。メディア出演するとネットでものすごい誹謗中傷を受けるし。

 

でも今回、

自分をさらけ出したままぼんやりしていたら、

向こうから話しかけてきてくれた人が何人もいて、

私に興味をもってくれたことにすごく驚いたし嬉しかった。

深い話ができた人達もいたし、

もっと仲良くなっていきたい人達にも出会えた(数年かけてゆっくりね)。

敬語禁止ルールにも最初はムカついたけど、

結果的に自分より年下の人たちが私にタメ口で話すきっかけとしては良かったかもしれない。

なんか、

「私のこと分かろうとしてくれる人もいるんだな」

って、ちょっと希望を感じたりした。

 

無人島で読んでいた本は、

遠藤周作『死について考える』。

30歳超えたくらいから、

「次の世代に何を遺して死ねるか」

っていうことをずっと考えている。

10歳とか年が離れた若い人達を見ていると、

「この人達が幸せに生きられる社会、差別や暴力や偏見のない社会を作ってから死にたい」

と思う。

そういう気持ちがまたちょっと積み上がった3日間だったかも。

 

『わたし、恋人が2人います。〜ポリアモリーという生き方〜』