15)可動ルーバー雨戸で夏を涼しく | 木の家散歩

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木の家の設計監理経験豊かな建築家・山中文彦と木材産地、職人技術者のネットワークにより、夢の木の家を造る「木の家づくりネットワーク」のブログです。自然素材を活用し、家族と環境に優しい、本物の木の家をCM型施工管理システムによるリーズナブルコストで実現します。

不安定な天候が続いていますが、ゲリラ豪雨の後は、うって変わって蒸し暑い猛暑ですね。

そんなときに、少しでも通風が出来る雨戸が便利です。

可動ルーバー雨戸と呼ばれるもので、雨戸を閉めながら、通風が出来るものです。

夏を少しでも涼しく過ごすには庇や外付けスクリーン、ブラインドなどで日射の遮蔽をして、通風を確保することです。

また、夜間も網戸にして、通風でなるべくエアコンに頼らない環境を作ることですが、夜間は防犯のこともあり締め切りにせざるを得ません。

そこで、雨戸を閉めても通風が得られるように、可動ルーバーにしたものが可動ルーバー雨戸です。


アルミサッシメーカー製ですので、アルミサッシとの組み合わせになりますが、夜間は雨戸錠を閉めれば、網戸にして休むことが出来ます。

夜間の放射冷却を利用して、一階と二階の間で、僅かですが通風と、室温低下が可能です。


冬場は可動ルーバーを閉めて、通風を無くすことが可能です。

ただし、価格が高いこと、準防火地域では使えないこと、色の選択肢が少ないことなどが注意です。

その意味では、比較的郊外の、過密でない敷地などで、メインの窓などに限って使うことは可能ですね。