71)夕景が映りこむ木の家 | 木の家散歩

木の家散歩

木の家の設計監理経験豊かな建築家・山中文彦と木材産地、職人技術者のネットワークにより、夢の木の家を造る「木の家づくりネットワーク」のブログです。自然素材を活用し、家族と環境に優しい、本物の木の家をCM型施工管理システムによるリーズナブルコストで実現します。

30日は調布の家の仕事納めでした。

少し大工工事が遅れ気味のため、応援の大工さんが2人入って、大忙しでした。

私は細部の確認方々、もっぱら掃除係です。

ブロワ―というモーターで空気を勢いよく吹き出す道具を使って、これまでの工事の埃を吹き飛ばします。

自分も埃まみれになりながらの仕事ですので、マスクは欠かせません。

二階はきれいに掃除機で吸い取り、清掃完了です。

一階と外では大工さんが三人で黙々と仕事をしています。

私も皆さんも忙しく、写真を撮る暇もありません。

施主さんが家族で現場を訪ねていただき、お茶を頂戴しました。

先日話が出た、家の玄関に飾る正月飾りを持ってきてくれました。

一夜飾りにならないように30日に飾ります。


引違いの木の玄関建具(げんかんたてぐ)の養生紙の上からとめつけました。


正月の完成を祈念しました。

きれいに片付け、清掃も終わりました。


調布の家は少し西向きです。

夕日に照らされた町の夕景が木の家に映し出されました。

いよいよ来年正月末に完成に向かって最終コーナーを曲がりました。



今年は震災と原発事故に見舞われた大変な年でした。

来年は少しでも良い年になるように願ってやみません。

来年の木の家散歩を通じて、皆様に木の家の良さをお伝えしながら、少しでも良い家を造るお手伝いが出来ましたら幸いです。

来年もよろしくお願いいたします。

良い歳をお迎えください