先日、ジブリの映画「君たちはどう生きるか」を見ました。

点数をつけるなら、83点(100点満点中)

 

個人的には前作の「風立ちぬ」の方が好みですが、それでも凡百のアニメ映画とは格が違います。

ジブリ好きなら見ても良いかと思いますd(^_^o)

 

視聴しての感想ですが、

宮崎駿監督の意気込みは感じましたが、タイトルにある通り次世代に伝えたいという気持ちと、今までの集大成にしたいという思いが強すぎ、若干作品として力んでしまったかなあという印象。

 

宮崎駿監督はたぶん作品を通して、戦争の悲惨さや、世界は綺麗なものだけでは無いという多様性の重要さ、家族の大切さ、自立の大切さ、これからを生きていくのに大切にするべき事は何かという事などを伝えたかったのではないかと思う。

 

ただあんまりグロいと今の子供達にはウケないだろうなあ…、答えを提示するより見た上で自分で考えて欲しいな…、今までジブリを見て来たファンも楽しめるものにしないと…、とか色々考えて、妥協の結果こうなったのだと思う。

(あくまで私個人の感想です)

 

自分としては、ジブリの宮崎駿監督の作品としては名作とは言えない、凡作評価になってしまいますが、それでも今までの作品のオマージュとも言えるシーンが色々出てきて楽しかったです。

 

あと、今回の作品は広告をしないという方針でしたが、そうとはいえテレビ始めマスコミが一切取り上げないのは驚きました。(金曜ロードショーで過去のジブリ作品は再放送しましたが…)

ワイドショーや情報番組って、広告料払わないとマジで一切報道しないんだなと。

 

まあ国内はともかく、海外売上は良くて制作費の元は取れたとの事で良かったです。

 

 

 

なお、私の評価による、ジブリの宮崎駿監督の過去作のおすすめと点数。

興味があればぜひ見てください。

 

・風立ちぬ(94点)

ぜひ見てほしい名作。

どう生きるかは、この作品で伝えていると思う。

 

・天空の城ラピュタ(95点)

ジブリの最高傑作はこの作品かな。

古い作品だが色褪せない。

 

・紅の豚(93点)

ひたすらにカッコいい作品。

音楽もイケてます。

 

・もののけ姫(93点)

難解だが素晴らしい作品。

基本的にもののけ姫以前の作品は全て素晴らしいと思います。

もののけ姫の次の、千と千尋の神隠しから、宣伝やイメージ重視で若干違う方向に行ってしまった。

それが時を経て、風立ちぬで原点に戻ってきたのだと思っています。