続・財布物語
今日は台東へ戻りお土産を買い、山岳地帯へと移動します。
台東最後の日ということで、
財布を無くした相方は台東の警察署に最後の望みをかけ、出頭することにしました。
財布を紛失した旨を伝えると、交番のおじさんが色々聞き届いていないか探してくれました。
そしてなんと奥から持ってきた紙袋から、、財布が、、出てきました!!
喜びの舞。ここから運気が鰻登り
なんと無くしたその日の夜に届けられていたそうです。台東夜市で落ちていたとのこと。
治安が良いとはいえ、まさか夜市で落とした財布が戻ってくるとは思わず驚きました。台湾すごい
もうカバンを開けっぱなしで歩くのではないぞ。
あと海外では財布を分けて持ちなさい。
回茶を味わう
台東市内でお土産を買うために、お菓子屋さんに行きました。
工場がメインの直販所で、品数は少なめです。迷っていると店の奥から声をかけられました。
どうやらお店のオーナーさんが日本好きらしく、何回も旅行に行っているそうです。
美味しいお茶があるから寄ってきなさい、と。
突如お茶会が開かれました
阿里山のお茶だそうです。
小さい茶器に何度も淹れて、その香りと味の移り変わりを楽しみます。
とても良い香り!
お茶を移し替えた器からの香りも楽しみます。
お茶の味わいの表現として、「回香」という言葉を教えてもらいました。
飲むと、唾液が出てくるような渇きと甘みがあるという味らしいです。
茶を飲むことで感じる渇き、、、いつかわかるようになりたい
ハクビシンコーヒー
台東から山間部の方へ北上します。
みなさま、ジャコウネココーヒーってご存知でしょうか?
そう、ジャコウネコの糞からとれるコーヒー豆です。
そのハクビシンバージョンが台湾にあるそうで、ハクビシンコーヒー園に行ってきました
良い香りのコーヒーとお菓子をいただきました。
オーナーさんがノリノリで、コーヒー豆の屑を使ったアートもさせてくれる
豆を食べて出すハクビシンたちも見ることができます。
ハクビシンといえど、真っ白な毛並みです
隣の小屋で飼われていた鹿も「白鹿」という真っ白な鹿でした!
白い動物が珍重されていたりするのでしょうか。白い鹿、もっと近くで見たかった...
運気を上げる銅鑼を鳴らし、店を後にします
日本の面影
再び北へ進み、鹿野→関山と茶を買うなどしながら移動しました。
この辺りは日本による統治がされていたころに開拓された町が多いそうで、地名や神社などから影響が感じられます。
夕方、関山に到着しました。お米の産地で、町のすぐ横に田んぼが広がっています。
山の上ですが電車が通り、道路も綺麗です。
しかしビンロウ屋が10mおきくらいにある。本当に多いです
写真の花火のような電飾が目印。
今日は米を食べようと意気込み、宿近くのご飯屋で肉燥飯を頼みました。
豚の脂の甘みでご飯が進みます。見た目はルーロー飯ぽいですが、日本人好みの牛丼のような味付け!
2軒目に行きます。
「松坂肉」というメニューが気になり頼みました。松坂牛ではないのか?
松坂肉
豚しゃぶのような味の肉に、また別の肉の脂がかけられています。ソースはみたらしのような味。
確実に日本の料理に影響を受けていそうなメニューでした。日本人観光客はほぼ来ないであろう地でこんな料理が食べられているとは...
料理の味に歴史を感じました。