5回目です。
いつまでネタが持つのかな。
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アメスクでは授業中、所用で教室を出る場合、
生徒は各教室に置いてある木製の札(クラス番号が書いてある)を
持って行かなくてはなりません。もちろん、トイレも例外ではありません。
治安上の理由なのか、よく分かりませんが、
たいていは黒板付近に置いてあり、先生に許可をもらって出ます。
授業中といえば、日本ではあまり考えられないことなんですが、
生徒がオフィス(職員室、事務室)から生徒が呼び出されることも結構あります。
その場合、連絡担当の生徒(恐らく生徒会のようなものか・・・)が
青とかピンク色の連絡票を該当の生徒がいる教室に届けます。
色は用途別に使い分けられていたと思いますが、あまり記憶にありません。
受け取った教師は該当生徒に手渡し、生徒はメモにある場所に向かいます。
その際ももちろん、木札を持って教室を離れます。
僕も2-3回、呼ばれた記憶があります。
1度は、日本の学校からの転入に伴う事務手続き的な用事でした。
「何も授業中にやらなくても・・・」とも思いますが、
ホームクラス、つまり担任がいないので、
そういう時間がないのでしょう。
休み時間はどこにいるか分からないので、なかなかつかまらないでしょうし。
そして、他の呼び出しは、恐らく経験ある人多いと思うんですが、
英語ができない、同じ国の生徒の通訳でした。
アメリカは人種のるつぼなので、頻繁に転入生が入ってくるし、
英語ができない生徒は数多といます。
アメリカ人や英語圏なら問題ありませんが、英語が話せないと、
事務局との説明に通訳が必要なのです。
カリフォルニア州ではスペイン語が主流の第2外国語なので、
南米などからの生徒はそれほど苦労がなかったかもしれません。
僕がいたころ、呼び出しで多かったのはアジア系。
中国、韓国、そして日本でした。
当たり前ですが、日本人の転入生があると、
当然のように日本人生徒の誰かが呼び出され、事務局に出向きます。
すると、そこで待っているのは不安そうに待つ生徒、そしてご両親。
「どうもこんにちは」。
日本語で話し掛けると、親子はホッとした表情を浮かべます。
「大丈夫ですよ。通訳しますんで。で、日本のどちらからですか?」。
たわいも無い会話ですが、
初めて外国に暮らす人たちにとっては、何ともいえない安心感を与えるのです。
自身もそうでしたし、そのときの思い出がよみがえります。
言葉に言い表せない不安感。
経験したからこそ、他人に対しても優しく親切に接することができるのです。