去年旅行したある国で、ある旅雑誌の編集長さんと偶然お話する機会があった。旅人のように旅をしながら取材をし、1ヶ月ほど滞在していたらしい。半年くらいかけて一冊をつくるということだったが、ついにそのとき制作していた雑誌が店頭に並んでいるのを発見した。信念に共感できるし、特集する国も切り口も私好み。ページのデザインや構成も好きなので、いつでるかいつでるかと書店に寄ってはチェックしつつ、楽しみにしていたのだ。
 滞在していた宿の話もあれば、見聞きしたものも載っている。ページをめくるたびに、記憶がよみがえる。行ったことのないところを見ればわくわくする。中でも、その国のある都市の地図が載っている部分には感動した。滞在していた宿の壁に貼ってあった地図がそのまんま載っていたのだ。有名なマップライターさんが描いたもので、その方にも別の都市でお会いしていただけに興奮!
 あーまた行きたいわーーーー。

 あーこのキモチ……旅雑誌つくりてぇーーーー

 情熱が蘇るね。旅をしている気分になってもらえるような雑誌! 旅人と距離が近い本!

 今は、とりあえず修行を積むだね。いつか旅雑誌をつくれるよう、たくさん企画書こう!

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 一応報告。無事卒業して、4月から働けることになりました。
 そして……いろいろばたばたしている間に……!!

 ★『噂のカメラマン』発売★
 3年振り弊社からの新刊(笑)

 きたざわさん、くりぼーも宣伝しているみたいなので私も宣伝(笑)

 インターネットに情報が溢れている昨今、やっぱ本を買う決め手って写真だと思うんですよね。もちろん、正しくていい情報がどれだけ載っているかなど、その他いろいろなコトも重要ですが。私が好きな旅雑誌にしても、きれい、とかかっこいい写真が載っているものを自然と手に取る。だから、これからはどれだけいい写真を選べるか、が編集者にとっても大切になってくるはず!
 この本は、26人の人気上昇中のカメラマンさんの作品撮りを見ながら、カメラマンさんの意図、技法、編集者の視点でどう写真を使うか、を解説したもの。「作品撮り」とは、カメラマンさんが広告代理店や、出版社に営業に行く際持って行く戦利品。自分の力を出し切ったベストな作品ばかり。ブツ撮り、人物、風景……ジャンルも豊富でこんなものもあったんだ、と驚きっぱなしでした。
 写真が好きな人だったら、本当にすてきな写真ばかりなので、見ているだけでも楽しいはずです。編集者を目指す人も、知っててゼッタイ損はない! 

 と、いうことで、首都圏大きい本屋さんにはおかせていただいておりますので、よろしくお願いします★(またはamazonで♪)