来年2006年は、モーツァルト生誕250周年記念だ。来年はモーツァルトの本が売れるのではないかということで、弊社にもモーツァルト本の依頼がたくさんまいこんできている。弊社社長は年末忙しくなりそうな感じ。おまけに、偶然音楽写真家の方が本日みえて、ずっと話し込んでいた。

 出版社に就職活動をする際、企画を求められることも多い。特に大手ではアイディアが勝負、ということもあり、重要視されるようだ。当然最初からうまい企画なんて出せるわけもない。だったら、売れそうな本のネタを企画にすればいいのだ。
 たとえば、最近は、「塗り絵」ブームだった。河出書房新社が『大人の塗り絵』という本を出して売れたかと思うと、次々と他社からも出版された。実は弊社でもちゃっかり制作していた。その本は完売となったらしい。花から風景画、キャラクターもの…次々と形を変えて出版された塗り絵本は、今では本屋の一角にコーナーができるほど。(マダムンな感じの方々が物色してる)
 大手では特に二番煎じ、後追い型が多いようだ。だから、売れそうな本にビンカンな人が重宝されるのではないかと思う。

 まず、企画を考える際には、売れている本をチェックし、切り口を変えたり、こうしたらもっと売れるっていうアイディアを出すことからはじめたらいいのではないだろうか。
 
 結局、出版業界も、売れる本をつくって売っていかないといけない世界だ。売れそうな本を知っているか知らないかでは大きな差が出る。たとえば、来年はモーツァルト生誕250周年記念の年だってことを知っているかどうかが重要だということ。
 他にも売れそうな本っていっぱいあるはず。早速本屋にダッシュ☆


*一部訂正・加筆させていただきました。