本をつくる際、いくつか大事なことがあるが、間違えたままの記事をださないこともそのうちの一つだ。とくに、記載する電話番号に誤植があった場合は、大きな事件?となる。
 もしも、間違えて民家などの番号を載せてしまい、訴訟になった場合、100~300万払わなくてはならないそうだ。最悪の場合、本の回収となる。本の回収には、つくるのと同じくらいのお金がかかり、完全に赤字だ。簡単な確認作業を怠っただけで、たくさんの人に迷惑をかけることになる。それが原因でやめざるを得なくなった編集者もいるくらいだという。


 その重要な作業を今日やった。油断は禁物、間違いは許されない。電話番号確認にはいくつか方法があるらしく、電話をかけ、「間違えました」と言って切る」といった方法をとる場合もある。とにかく超~~~~~罪悪感&ストレスを感じる単調作業。それをひたすら繰りかえすのだ。しかも件数が半端じゃない上に、限られた人数と限られた時間の中でこなさなければならない。
 編集作業には、地味~~~~~~~~~~な作業も多い。校正(文字とかなおすやつ)とか、ストレス以外の何ものでもない。そんなこと言う資格はないんですけどね。いつも、これも修行…と自分に言い聞かせてやるようにしている。文章の構造を研究してみたりと無駄に努力してみたり。。電話でも、いろいろ声のトーン変えて演技してみたり。。妙にテンパってみたり。。(そんなことする必要ないらしいけど)


 でも、例えば、間違えた電話番号を載せて民家の方にたくさん間違い電話がかかってしまうことになると、多大なる迷惑をかけることになる。校正だって、字が間違えばまったく違う解釈も可能になるかもしれないのだから、重要な作業だ。これらの地味な作業も本をつくる過程では欠かせないのだなぁと一応考えてみた。


 そのかたわら、今日もカメラマンさんとお会いした。昨日も一人写真を拝見する機会があったのだが、お二方とも、すてきな写真を撮る方で、感動しっぱなし。将来自分がつくりたい本にも直結する写真を撮る人で、出会いに感謝だ。(是非コラボレーションを実現したい!! )
 …と楽しいこともあるから、地味な作業も頑張れるわけですな。


*一部訂正・加筆致しました。不適切と思われる箇所があったためです。
また、それに伴いいただいたコメントも消去させていただきます。
ご了承ください。ありがとうございました。