勉強が思い通りに進まず、学校では成績で自分を評価されているという考えにとらわれながら、それでも必死で自分を見出そうとした結果、同じように目に見える成果や数値をかえしてくれるダイエットを勉強に置き換えて、のめりこんでいきました。
ガリガリになった自分の体を眺めるたび、世の女性よりも痩せている自分、食べるという楽しみを我慢できる強い人間なんだという自信(今となってはまったくもって間違った自信だと思います(;´▽`A``)を確認して妙な優越感に浸っていました。自分の性格は負けず嫌いの、ものごとみな白か黒かと考えやすい性格です。これは極端な食行動の拒食と過食を繰り返す摂食障害に陥りやすくなる原因のひとつだと思います。
少しでも食べてしまったら、もういいやって思って食べ物が見当たらなくなるまで食べ続けたり。食べない、と決めたら身になるものは一切食べない。極端な考え方がこの病気の原因だと先生はおっしゃっていました。
そして、拒食の状態を続けると脳は栄養不足で縮んでしまいます。私もMRIをとってみると、脳が縮んでいるという診断をいただきました。脳が縮むと、広い視野でものごとを考えることが難しくなり、よけいに極端で一点集中した考えから逃れることが難しくなるとも先生はおっしゃっていました。
今振り返ってみると確かに自分はそうでした。このまま痩せ続けていくと命が危ないことは自分で分かっていても、誰よりも細くなった体を失うのは怖いという考えに集中しすぎて、ほかの事は考える余裕なんてありませんでした。死んでしまうことなんか二の次でした。そして毎日3回は体重計に乗って、その増減で一喜一憂していました。
当時は脳に栄養がろくに回ってなかったので親の名前を漢字で書くことすらできなくなっていました。先生に自分の生い立ちを話すように言われても、生い立ちを忘れてしまってもいました。ただ、痴呆の脳の萎縮と違うのは食べて栄養が脳にまわれば大きさは元に戻るという点です。