うちのタローは、ちょっと変わってるけど賢い小学3年生。家の近くの駅によく行くのですが、駅員さんと仲良しになって、よく話しているみたいなんです。

先日、タローが「駅員さんが困っていることがあるんだ」と教えてくれました。なんでも、駅のトイレのトイレットペーパーの消費量がすごく多くて、経費がかさんで大変なんだとか。

それを聞いたタロー、しばらく考え込んでから「いいこと思いついた!」と目を輝かせました。そして、なんとトイレットペーパーに広告を印刷するというアイデアを思いついたんです。

水道の工事会社やデリバリーサービスなどの広告をトイレットペーパーに印刷して、その会社から広告費をもらうという仕組み。これなら、トイレットペーパーの費用を補うことができるし、企業も宣伝できて一石二鳥です。

早速、タローは駅員さんにこのアイデアを提案し、駅員さんも「面白いアイデアだ!」と喜んでくれました。そして、いくつかの企業に話を持ちかけ、実際に広告入りのトイレットペーパーを設置することになったんです。

最初は「そんなので本当に効果があるの?」と半信半疑だった私ですが、広告入りのトイレットペーパーは利用者からも好評で、企業からの広告費も順調に入っているとのこと。タローのアイデアのおかげで、駅のトイレのペーパー問題は解決し、さらに地域のお店も活性化するという、嬉しい結果になりました。

「さすが我が息子!」と心の中でガッツポーズ。タローのユニークな発想が、誰かの役に立つって、本当に素晴らしいことです。これからも、タローの才能を応援しつつ、温かく見守っていきたいと思っています。


野原サクラ