私の息子、タローのサイパンでの奇跡

小学2年生の息子、タローは、大人顔負けの知能と不思議な能力を持つ、少し変わった子どもです。この度、姉のN子ちゃんと一緒に、ショート動画の撮影を兼ねてサイパンを訪れました。

前回のサイパン旅行で、タローは戦争で亡くなられた方々の遺骨を多数発見しました。そのことがきっかけで、今回は遺族会からの依頼を受け、本格的な捜索を行うことになりました。N子ちゃんの動画撮影も兼ねられるので、一石二鳥です。

サイパンに到着すると、タローは早速ジャングルの中へ入っていきました。すると、またしても遺骨を発見したのです。シャベルで掘り進め、中にはなんと複数の遺骨や遺物が眠っていました。すぐに遺族会に連絡し、本格的な捜索が始まりました。

遺骨と共に、驚くべき発見がありました。なんと、旧日本軍の二式水上戦闘機が3機も埋まっていたのです。遺骨は18歳前後の若い兵士たちのもので、20柱ありました。熊本県の田中安太郎さん、長崎県の田山幸太郎さんなど、一人ひとりの名前を特定することができました。

息子がこのような形で歴史の闇に光を当てることができるなんて、母として感無量です。戦争の悲惨さを改めて痛感すると共に、平和の尊さを深く心に刻みました。

タローの不思議な能力が、これからも多くの人々の心を癒し、平和への願いを繋いでいくことを願ってやみません。


野原サクラ