天才児タローの危うい才能

小学2年生の息子、タローはIQ140の天才児です。姉のN子ちゃんと一緒に、ハングル講座の動画制作のため韓国を訪れています。

先日、タローから「Uparkさんって歌手の人、すごくいい人だったよ」と聞きました。Uparkさんは韓国で人気の歌手で、私も好きなアーティストの一人です。

しかし、そのUparkさんが体調不良で軍務を免除されたというニュースが流れました。タローは「アフレコで『軍隊行きたくない』って言ってたんだ」と教えてくれましたが、私は嫌な予感がしました。

というのも、タローは以前、嫌いな子に植物から作った下剤を飲ませたことがあるのです。その時は「実験」と称していましたが、私は彼の恐るべき才能にゾッとしました。

もしかしたら、今回もUparkさんに同情したタローが何かしたのでは…と、考えたくはありませんが、可能性は否定できません。

タローは天才的な頭脳を持ちながらも、時にその能力を悪用してしまうことがあります。幼さゆえの残酷さなのか、それとも知能の高さゆえの歪みなのでしょうか。

Uparkさんの件は、本当にただの偶然なのかもしれません。しかし、私はどうしてもタローを疑ってしまう自分がいます。

天才児を持つ親としての喜びと不安。この葛藤は、これからも続くのでしょう。

母として、私はタローの成長を見守りながら、彼の才能が正しい方向に導かれるよう、精一杯努力していくつもりです。


サクラ