【著者の経歴】
伝える力【話す・書く】研究所所長。出版社で編集者・記者を務めたのちライター&インタビュアーとして独立。27年間で3700件以上の取材・執筆歴。モットーは「言葉を使って人生を創造する人を増やす!」。
【内容の要約】
「理解」はアウトプットのためにあり
「理解力」は、人生を生きていくうえでの基盤で
その「理解力の本丸」は、「脳内ライブラリー」の充実と活性化である。
その脳内ライブラリーを充実させる方法を紹介し
「理解したつもり」という壁を乗り越えるための知識を学ぶことができます。
【感想】
〈印象に残ったフレーズ〉
【頭で考えている状態は、実は「考えているフリ」のことが多く、考えが堂々巡りしているだけのこともよくあります。
意識的に思考を動かすことで堂々巡りから外れ、「本当に考える」というフェーズに移り、理解が深まりやすくなるのです。】
私は、物覚えが悪いと常々感じています。
樺沢紫苑さんの本を読んだとき「ザル読み。ザル聞き。ザル見。」の言葉が自分の印象に強く残り
これが理由のひとつだと思ってきました。
私は、頭の中だけで考えていること、そしてそのまま終えてしますことがたくさんあります。
「考えているフリ」「考えが堂々巡り」という言葉がピタリと当てはまりました。
この本からは、理解するためには「聞く」「読む」「体験する」「思考する」の4つのアプローチと
「理解の箱」というワードを使って能動的、意識的に頭の中を動かす具体的なやり方の数々を教えてもらうことが出来ました。
私は、読書が好きなので
文中の
【使われない「理解の箱」は、少しずつ消去されていくのです。
「理解の箱」が減り、思考する力も衰えることによって、理解力はますます低下していきます。動かさなければ、その機能は衰えていく一方なのです。】
を心の中に留めながら
理解力の高い人がしている「能動的な読み方」である
【大枠での読み方】【読む前の準備】【読書中の思考】【読書中の行動】【読書中、わかりにくいときの行動】【読後の行動】
の方法を中心に実践したいと思います。