何度も何度も断酒を決意しては酒に負け 酒に逃げてた私

 

今日ぐらい こんな時だから と

頭の中で酒を飲む事の正当性の屁理屈をこねまわし

 

仕方ないことなんだ と無理やり自分を納得させて 一杯飲んだら

後は野となれ山となれ 飲めば飲むほど気が大きくなり

 

その時の快楽におぼれ 後先考えずにお決まりの行きつく先へ

 

気が付いて公開と懺悔の気持ちで死にたくなり もうどうでもええわ

俺なんぞ生きてても仕方ない 行く道行ったれ!と

 

今度は開き直って酒を煽る

 

飲酒時代はこういうルーティーンで連続飲酒に突入していた

本当にGW 盆休み 正月休みは地獄やったなぁ

 

いや 私より家族の方が地獄やったと思う

 

 

リビングに行けば赤い顔した鬼みたいなおっさんが飲んだくれて

怒ってるか 寝ているか テレビに向かってヤイヤイ言ってるんやから

 

その姿を思春期の娘が見たらどう思うか・・・・・

 

当時の自分はこんなに頑張って働いてるのに酒飲んでストレス解消してる

お父さんをなんでねぎらってくれんのや と荒れる一方やった

 

 

どれだけ飲んでも自分はまともだと思い支離滅裂な話を嫁に吹っかけて

正論で返されても大声張り上げて怒鳴り返す

 

そして酔いがさめ自分の行動や言動を所々思い出し自己嫌悪に陥り

泣きながら飲む

 

 

酒さえ飲まなきゃこうならないことに気が付かず

酒は飲まなきゃならんと無意識で思い込んでいた

 

あの頃を思い出す度に恥ずかしさと罪悪感と後ろめたさで

気が滅入る

 

しかしこの思いがあるから飲酒欲求に対抗できたと思う

エエかっこ言うが

二度とあんな思いはしたくないという気持ちよりも 

 

二度と家族にあんな思いをさせたくないという気持ちの方が強い

 

以前は飲酒欲求が来ると我慢したりバイクに乗ったり筋トレしたり

気を紛らわせて逃げ切ってたが

 

今は飲んで家族を裏切れん と言う気持ちに変化してきた

 

なにより

 

あの忌々しい飲酒時代よりも今の方がずっと楽しく充実してるし

家族との会話も増え家が明るくなった

この生活を無くしたくない もう二度と戻りたくない だから

 

あの地獄の日々を忘れずに今日も一日断酒やな

 

真人間で死ぬために