近年、ダイエット界で人気のケトンダイエット。短期間で体重を減らせる魔法のような方法なのか、それとも落とし穴があるのか?
この記事では、ケトンダイエットの仕組みからメリット、デメリットまで、徹底解説します!
ケトンダイエットとは
ケトジェニックダイエットは、糖質の摂取量を極端に制限し、代わりに脂質を多く摂取することで、体脂肪をエネルギー源として利用するダイエット方法です。
体脂肪が分解されてできるケトン体をエネルギーとして利用する状態を「ケトーシス」といい、この状態になることで、短期間で体重を減らすことができるという効果があります。
ケトジェニックダイエットの仕組み
- 糖質を極端に制限することで、肝臓で脂肪が分解されてケトン体が生成される。
- ケトン体は脳や筋肉などのエネルギー源として利用される。
- 体脂肪が燃焼しやすくなり、短期間で体重を減らすことができる。
ケトンダイエットのメリット
最新の研究によると、低炭水化物で高脂肪のケトンダイエットは体重を減らすのに効果的だとわかりました。
このダイエットは、代謝症候群という病気の症状を改善し、血糖値やインスリンの値を下げる可能性があります。そのため、糖尿病や脂質異常症などの改善効果が期待できるとされています。
ケトンダイエットはがん治療の一部としても使われ、脳の機能を向上させ、思考力を高め、神経を保護する可能性があります。
これらの利点から、ケトンダイエットが健康に良い影響をもたらす可能性があります。
ケトンダイエットはおススメしません!
ケトンダイエットのメリットを前述しましたが、私はケトンダイエットはおススメしません。
なぜなら、野菜、果物、穀物などの炭水化物を制限するため栄養素の摂取が不足する可能性があり、食物繊維の不足による便秘なども問題とされています。
さらに、脂肪代謝が増加するため、肝臓や腎臓の病気を引き起こす可能性もあります。
また、骨の健康にも影響を与える可能性や、低血糖症や心血管リスクの増加も考えられます。
炭水化物は運動時に筋肉に直接エネルギーを供給する重要な栄養素であり、ケトンダイエットではこれが不足する可能性があります。
したがって、炭水化物の不足によって、身体のパフォーマンスが低下する可能性があります。
特に、筋肉増強を目指している方には特におすすめしません。
炭水化物を摂取すると、インスリンが分泌され、筋肉合成のスイッチが入るため、筋肉を増強したい場合には炭水化物は重要な栄養素といえます。
そのため、ケトンダイエットは筋肉増強を目指す場合には適していないと言えます。筋肉を増強したい場合は、バランスの取れた食事と適切なトレーニングが重要です。
さらに、ケトンダイエットの持続性が低く、長期的な影響についてはまだわかっていないこともあります。
ですので、ケトンダイエットを行う際には注意が必要で、私はおススメしません。
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