#95 リアル仕事力 を読んで
リアル仕事力
ハウツーを超える21のヒント
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いまの私―――――。本を書き、雑誌や新聞に連載をもち、全国を講演し、ビジネス観と実践法を語っている私。主宰する会には数千数百社の経営者やビジネスパーソンが集う、いまの私。あのころもがいていた自分自身が描いていた夢で、実現できたことも少なくない。いまはいまなりにまた必死だが、あのころと比べれば、ずいぶんいろいろと見えるようにもなった。
そんないまの私が、あのころ、永ちゃんと同じように毎日ただ必死だったころの自分にアドバイスをするとしたら、何と言うだろう。あの力不足だった自分に、どんな言葉をかけるだろう。
細かなアドバイスもあれこれある。しかし何といってもいちばん語りたいことはこうだ。
当時もがきながら、そこから抜け出そうと必死で学んでいたテクニックやハウツー。その力もいいけれど、もっと必要な力があるよと。本当に仕事をビシッと決めるなら、そのなかでドーンと抜け出していくなら、もっと身につけなきゃいけない大切な力があるよ、と。
それはどんな”力“だろう。また、その”力“はどうしたらもてるのだろう。もてる人ともてない人のあいだには、どんな違いがあるだろう。
これからしばし私とあなたとで、こうしたことを探る旅をしよう。
水先案内人は私。私のまわりには面白い人間がたくさんいる。そんな彼らのエピソードや、巷の出来事、あるいは映画や本などからヒント、さまざまな視点から、この”力“について解き明かしていこう。
ではまずは、最初の”力“から―――――。
(本書の『はじめに――――あのころの私に言ってあげたい仕事力こと』より)
著者は、小阪裕司さんです。
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