初めて昼食に招待したのは
9年生のフィーネとアイリーンだった。
彼女達は学校に通い始めた当初
授業を終わるのを待っていると
「何か困っていることはない?」
「私達はあなた方を助けたいの」
と話しかけられて親しくなった。
結局、帰国までにドイツに住んでいる
4人のクラスメートやお母さん方
スイス人の4人の男の子
(クラスの男の子は全員)を招待した。
フィーネとアイリーンの時の
メニューは手鞠寿司(サーモンと海老)
巻寿司(カニ蒲鉾とレタス)
卵焼き(料理に砂糖を使うのは珍しいらしい)
飲み物は緑茶。
お寿司はショッピングモールに「寿司バー」
があったりして、こちらでも人気。
ビトーは食欲旺盛そして好奇心も旺盛
何でも「Lecker! Lecker!」と
(美味しい!美味しい)良く食べてくれた。
フィンランドから来たアレクシィーは
寿司は大好物で一緒に巻寿司も作った。
わさびを用意してなかったのを
とても、がっかりしていた。
スイス人のヨシアやアンデリン
ツェッペリンを招待した時は
日本から持参した「トマトカレー」を作った。
これは戦々恐々…スイス人は辛いものは
苦手と聞いていたが、
(トマトカレーは辛くないけど…大丈夫かなぁ?)
ヨーグルトや、お米が苦手だった時の為に
パスタも用意したが、「すごく美味しいよ!」
と予想以上に喜んでくれて全員完食だった。
アイリーンとフィーネ