The Kinks--アルバム総評--
ザ・キンクスのデビューアルバムです。1964年10月4日発売です。イギリスのチャートで2位、アメリカでも29位まで上がりました。
1. Beautiful Delilah
2. So Mystifying
3. Just Can't Go To Sleep
4. Long Tall Shorty
5. I Took My Baby Home
6. I'm A Lover Not A Fighter
7. You Really Got Me
8. Cadillac
9. Bald Headed Woman
10. Revenge
11. Too Much Monkey Business
12. I've Been Driving On Bald Mountain
13. Stop Your Sobbing
14. Got Love If You Want It
-----以下ボーナストラック-----
15. Long Tall Sally
16. You Still Want Me
17. You Do Something To Me
18. It's Alright
19. All Day And All Of The Night
20. I Gotta Move
21. Louie Louie
22. I Gotta Go Now
23. Things Are Getting Better
24. I've Got That Feeling
25. Too Much Monkey Business
26. I Don't Need You Any More
全14曲中6曲という、当時のグループとしてはかなりオリジナル曲の多いアルバムです。後に大爆発するレイ・デイヴィスの作家性の芽生えというか、そういうものが早くも見て取れますね。
制作期間は何とわずか1週間。そういうわけで、とにかく当時レイが既に書いていた6曲と、ライブで演奏し慣れていた曲を中心に、ほとんど一発録りでレコーディングしたようです。
それが功を奏して、短い制作期間にもかかわらずムチャクチャ気合いにあふれた演奏を聴くことができつつ……もうダサカッコイイ(アンガールズかよ)キンクスの楽曲になっています。
ただ、このアルバムではミック・エイヴォリーはタンバリンしか叩いてません。ドラムスはセッション・ミュージシャンのボビー・グレアムが務めたとのこと(「エックス・レイ」による)。
当時のイギリスのバンド全般(ビートルズを含む)に言えることですが、全体にずいぶんコンプレッサー(音量を均質にする装置)がかかっています。これは恐らく“針飛び”を防ぐためじゃないかと。音量の急激な変化も針飛びの原因でしたからね。
コンプレッサーがかかると、全体に音量は均質化するものの、音像の奥行きとか空気感とかは乏しくなります。ローリング・ストーンズは録音技術の進んだアメリカでレコーディングするようになってこの問題をクリアしましたが、他のバンドはイギリスのスタジオ技術が進歩するまで圧縮されたような音でリリースせざるを得ませんでした。
でも、この音の感じが“60年代のブリティッシュ・ロック”という感じの大事な要素のようにも思えます。
そういう当時のイギリスならではの音、若い気概にあふれた演奏、案外まとまったアンサンブル、そしてこれまでにない音を出そうとする気迫。
これぞブリティッシュ・ロックの産声!と言っちゃってもいいかな。
では、次回から1曲ずつ丁寧に解説(というか感想文か)して参ります。乞うご期待!……されてませんね。
輸入盤
1. Beautiful Delilah
2. So Mystifying
3. Just Can't Go To Sleep
4. Long Tall Shorty
5. I Took My Baby Home
6. I'm A Lover Not A Fighter
7. You Really Got Me
8. Cadillac
9. Bald Headed Woman
10. Revenge
11. Too Much Monkey Business
12. I've Been Driving On Bald Mountain
13. Stop Your Sobbing
14. Got Love If You Want It
-----以下ボーナストラック-----
15. Long Tall Sally
16. You Still Want Me
17. You Do Something To Me
18. It's Alright
19. All Day And All Of The Night
20. I Gotta Move
21. Louie Louie
22. I Gotta Go Now
23. Things Are Getting Better
24. I've Got That Feeling
25. Too Much Monkey Business
26. I Don't Need You Any More
全14曲中6曲という、当時のグループとしてはかなりオリジナル曲の多いアルバムです。後に大爆発するレイ・デイヴィスの作家性の芽生えというか、そういうものが早くも見て取れますね。
制作期間は何とわずか1週間。そういうわけで、とにかく当時レイが既に書いていた6曲と、ライブで演奏し慣れていた曲を中心に、ほとんど一発録りでレコーディングしたようです。
それが功を奏して、短い制作期間にもかかわらずムチャクチャ気合いにあふれた演奏を聴くことができつつ……もうダサカッコイイ(アンガールズかよ)キンクスの楽曲になっています。
ただ、このアルバムではミック・エイヴォリーはタンバリンしか叩いてません。ドラムスはセッション・ミュージシャンのボビー・グレアムが務めたとのこと(「エックス・レイ」による)。
当時のイギリスのバンド全般(ビートルズを含む)に言えることですが、全体にずいぶんコンプレッサー(音量を均質にする装置)がかかっています。これは恐らく“針飛び”を防ぐためじゃないかと。音量の急激な変化も針飛びの原因でしたからね。
コンプレッサーがかかると、全体に音量は均質化するものの、音像の奥行きとか空気感とかは乏しくなります。ローリング・ストーンズは録音技術の進んだアメリカでレコーディングするようになってこの問題をクリアしましたが、他のバンドはイギリスのスタジオ技術が進歩するまで圧縮されたような音でリリースせざるを得ませんでした。
でも、この音の感じが“60年代のブリティッシュ・ロック”という感じの大事な要素のようにも思えます。
そういう当時のイギリスならではの音、若い気概にあふれた演奏、案外まとまったアンサンブル、そしてこれまでにない音を出そうとする気迫。
これぞブリティッシュ・ロックの産声!と言っちゃってもいいかな。
では、次回から1曲ずつ丁寧に解説(というか感想文か)して参ります。乞うご期待!……されてませんね。
- 国内盤
- ザ・キンクス
- キンクス+12
輸入盤
- The Kinks
- Kinks