心配色した眼が
耳に届く音色と

重なって


ぎゅっと
切なくなる


君じゃないのに


泣きたくなるのは
なんでだろう?


あの人の
不安が
届くようで

体ごと
この不安すら
抱きしめてあげたい


神様が
いるのなら


どうか

あの不安を
安らぎにかえて
君の
いない世界に

生まれたことは

無いから


君の

いない時間が

とてつもなく

長く感じる


君の

声を

思い出して


この

長く長い

時を

やり過ごすんだ


早く

君の

隣になりたい
何てことの無い
日常が


寂しくて

寂しくて


ぽっかり
空いた

隙間に
気づかないそぶりしても

何も埋まらない

 早く

会いたい


温もりに

寄り添いたい