また一つ

そっと一つ

扉を

閉めるよ


ダメだよと


何度も戦いながら


意地で

閉める

扉を

開くことのないよう


硬く 硬く

閉めよう


上辺で塗り固めて

入り込むことのないように

そっと閉めよう


諦めではなく

決意の証を




言葉に出さずとも

君が僕を見て

笑ってくれるなら

なんだっていい


君が唯一僕に

向かっている瞬間が

僕には

たまらなく

愛おしいんだ




バランスが
崩れる音がした

微かに

綻んだ
壁を

少しずつ直して

また
大丈夫だと

笑うんだ

でもきっと

危うく

危うく

何度も

バランスを崩して


その度に

また

少しずつ

少しずつ

直した壁に


寄り添うんだろう