ビーダーマイヤー時代のローズ色のバラの絵付けがされており、別名マイセンのバラと呼ばれるほど有名。
マイセンのバラにはイエロー、ブルー、ホワイトなどがありますが、ヨーロッパの貴族には圧倒的にピンクが好まれるとか。
カップのモチーフがブーケなのでピンクローズ単体ではないが、これだけの花を下品にならずに描き上げるのがやはりマイセンのペインターの力量と言わざる得ない。
日本に一点らしいので、模写したい若いアーティストのために時間があれば残りのブーケもアップしていこうと思います。
芸術はまねることから始まりますからね。
子供の頃、幸野楳嶺の真筆を模写していて、墨を飛ばしてしまったことがありますが、それを見た父は怒ることもせず、それからもいろいろな作品を模写させてくれました。
今考えると、自分だったらできるかなって思いますが、そのおかげで今の自分があるので大変感謝しています。
「ただ美しいと思うだけでは絵描きになれない。どこが美しいか研究しなければいけない」