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今更ながらではあるが。
土木技術職をやってて、よかったなーと心底思っている。何度も(何十回も?)もう辞めてやる!と思ったこともあるけれど。
なんでかというと、
『技術とマネジメント』の両方を学べるからだ。
特に、工事現場での施工管理は『技術とマネジメント』を一緒に学べ体得できるわかりやすい場である。数多ある土木技術を駆使しつつ、現場の作業員さん達が安全に作業できるように配慮する、所定のモノを仕様通りに造り上げられるようにする。そのために、施工管理技術者達は動いている。
ただ造るのではなく、「安全に」「確実に」造る。これが、施工管理のキモである。
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技術系の仕事をしているとら技術とか知識とか、様々なことを学べ、得られる。それは当たり前ともいえる。
ただし、技術や知識は目的を達成するための手段だ。技術や知識自体に大きな価値があるのかというと、そういうわけではない。道をつくる、橋をかける、トンネルを掘る、マンションを建てるといった、何かしらの目的があるから、技術や知識が必要となる。
目的を達成するための道具が、技術であり知識だ。安全にコトを運べるようにするのが、技術であり知識だ。
社会に出た当時、私(金山)は、技術や知識を駆使して、目的を達成するという視点は持っていなかった。今振り返ると愚か極まりないことだと思っている。個人的な想いとしては、技術や知識を得ることが目的であり自分がやりたいことだった。なぜ土木色を選んだかというと、不景気に強いという動機があったに過ぎない。
ところが、現場に出てみると、技術や知識は道具であり手段であるということをいやというほど思い知った。目的物が造られなければ、意味がないのだ。いくら最新技術や役に立つ知識を使ったところで、客先が要求しているモノを造りあげられなければ、ただのガラクタと化してしまう。最新技術を活用しています!といったところで目的からズレてしまっていれば、「だから何なんだ!?」となるのがせいぜいだ。
当然、そんなんで現場は進むわけがない。目的をはっきりさせ、「いついつまでにこういう施設を造らなければならない」という目的を達成させるために使うのが技術であり知識である。
つまり、マネジメントが必要になるのだ。
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言い換えると、技術や知識はマネジメントに必要な道具である。マネジメントは技術や知識があって、意味のあるものになる。
マネジメントと技術・知識は両輪だ。
これを少しだけ理解できたのが、現場勤務であった。施工管理をしたり全体の進捗管理をする機会に出会って、マネジメントと技術・知識は両輪であるのが理解できるようになった。
だから、土木技術職でよかったなー、と思っている。
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