【失敗方程式-無駄の排除は効率化の妨害につながる】 | 土木技術者(もどき?)のブレイクタイム

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土木技術者(的な)人物のブログです。ブレイクタイムを過ごしているような気分で書いています。個人でも仕事ができるように、ただいま準備中(やるかどうかはまだ未定)

美味かったおにぎりを眺めながら・・・。

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そんなの無駄だ!やらなくていい!
 
このフレーズ、多くの方が聞いたことがあるのではないだろうか。言ったことがあるという方もおられるはず。
 
私(金山)も、これまで何度となく言われてきたこと。
 
そりゃー、無駄なことはやらないほうがいいし、やるべきじゃない。多くの方の共通認識だろう。その方が早く仕事が進むし、ラクだし。
 
ところが不思議なことに、無駄の排除意識が強いところほど、効率的とは言えない仕事ぶり・仕事の流れができていた仕事先があった。あった、というより、そういうところの方が多かった、と言った方がいいかもしれない。

「そんなの無駄だ!やらなくていい!こっちをやれ!」
とほぼ毎日叫んでいたある上司は、同じことをクライアント先から言われていた。上司が「えー・・・?」と言いたげな顔をしていると、「その作業依頼はしてないですよ」と続けて言われていた。依頼を受けてない仕事を部下に指示していたのである。

こんなこともあった。

必ず必要になる仕事の一つである「工事間の連絡調整(施工管理経験のある方は特にお分かりいただけるのでは)」に必要な資料をまとめていた同僚に対し、
「その作業指示はしていない!やる必要はない!無駄だ!」
と怒鳴っていた。

同僚は「必要なことをやるなとはどういうことか!」と頑として聞かなかったが、最後は渋々従っていた。

数日後に、その工事に関する連絡調整会議が開催されることとなり、クライアントが資料をすぐに提示するように言ってきたのだが、上司は舌を噛んでいた。当然叱責。その後、先程の同僚に対し「なんで工事連絡調整会議の資料作ってないんだ!」と叱責。

だが、前述の同僚は隙間時間で資料をある程度作っていた。その同僚は資料をクライアントに提示できたので、ことなきを得た。


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何が言いたいのか?というと、何が無駄なのかを知らずに効率化を叫んだところで、効率化は進まないということだ。そもそも、いきなり効率化を図っても、まずうまくいかない。それどころか、必要な仕事を無駄と判断してしまいかねない。


どこを効率よく進めたいのか。
なぜ効率化が必要なのか。
何が無駄で、必要なものは何か。

これらを明確にしたうえでチームや社内に浸透させる必要がある。

さらに、前提となることがある。

目的は何か?

ここから外れてしまっては、どんなに効率化をしようとも無駄である。

前述の上司は、目的を履き違えていたのだ。プロジェクトを進めて成果を出すことが目的なのに、クライアントに自分を良く見せること、点数稼ぎが目的になっていたのだ。ここでは記載しないが、そんな言動が山ほどある。


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内向きか、外向きか。

この違いはとんでもなく、デカイ。

内向きに動くと、知らず知らずのうちに政治性を発揮していく。プロジェクトを成功させる・成果を出すことが目的のはずが、自分の点数を上げることに主眼が置かれる。自分を王様化することが目的になってしまう。

外向きに動くと、クライアントの声を聞きながら動くようになる。何を求めているか、どうなりたいか、なぜ成果が欲しいのか、その先は、とクライアントに寄り添えるようになる。なので、ピント外れのしごとをしなくなる。成果に集中する。チームを成果に集中させる。何が必要で何が不要か、が理解できる。

何回も何回も間違えてようやくわかってきた私(金山)、ザマァねーや笑
 

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