【個人や組織の力は、これが原因で低下していくのでは】 | 土木技術者(もどき?)のブレイクタイム

土木技術者(もどき?)のブレイクタイム

土木技術者(的な)人物のブログです。ブレイクタイムを過ごしているような気分で書いています。個人でも仕事ができるように、ただいま準備中(やるかどうかはまだ未定)

あま〜い、ひと時。

◇◆◇
あるチームで見た光景です。

そのチームは、建設業界でも指折りの企業内のチームでした。ある公的機関からプロジェクトを受注し、社内外からスペシャルな人材を集め、プロジェクトに当たっていました。

とはいえ、そのチームの力は、それほどでもありませんでした。客先からの指摘や注意は日常茶飯事、ときには感情をぶつけられ、雰囲気がとんでもなく重く沈んだことは数え切れません。

ただし、チームの力の低下は、それが原因ではないと、私は考えてます。


◇◆◇
客先からの注意(叱責や恫喝)のあと、決まってプロジェクトマネージャーがチームメンバーに集合をかけ、ミーティングを行っていました。ミーティングというより、マネージャーの叱責といったほうが正確でした。

たいていは、「なんでこれができないのか!!!」とか、「言ったことをやればいいんだ!!!」というようなことなのですが、時々「家族いるんだろ!家族が路頭に迷ってもいいのか!!!」や、「◯十歳にもなって、なんにもできないじゃないか!!!何しにここに来てるんだ!!!」てなことを言うときもありました。

感情丸出しというより、感情にすべてを乗せているかのよう。時折恐喝めいた言葉が混じる。

このような場があるたび、チームの動きは目に見えて悪くなっていきました。赴任当初は、皆さんやる気満々だったのですが、だんだんやる気が削がれ、動きが悪くなり、声が小さくなり、一年が経つ頃には、チームの半数以上が去りました。業務は次年度以降も続いていたのですが。


◇◆◇
また、ある時は、あるメンバーを捕まえたり内線をかけては、八つ当たりともとれるような行動を取ってました。特に指示を出しているわけではない(客先からも指示が出てない)ことを、「なんでやってねーんだ!やれっていっただろ!」と怒鳴りつけてました。

で、その作業をやって客先に持っていくと「指示出してないし。無駄ですよ、これ」と言われる。そして、マネージャーは「無駄だって言ったよね!!!?」と部下に詰問し、具体的なことは言わない。

こんなことが何度も何度も繰り返され、その部下の仕事の質はドンドン落ちていきました。

彼は後日異動を願い出てました。聞き入れられず、結局会社を辞めていきました。今は転職先で、元気いっぱい活躍しているとのこと。


◇◆◇
そのチームだけではありません。ある工事現場の事務所でも、恐喝めいたことはなかったけれども、やはり感情に依存して部下に指示する(当たり散らす?)人がいました。あたり散らされた人のパフォーマンスが、その後上がることはありませんでした。

複数の、そんな場を見てきて、私はあることに気づきました。

「動きが悪い、考えることができない、そんなチームって、上感情にすべてを乗せて言葉を発している上司やマネージャーがいる」ことに。

指示が論理的だったり、何かしらの意図が明確であるならまだしも、言うことがあまりにも大まかすぎて、誰も内容を理解できなかったりイメージできないのです。


◇◆◇
私は、以前プロジェクトマネジメントの業務に当たったこともあり、いずれはプロジェクトマネジメントに携わりたいと考えてます。下っ端でもいいので、マネジメント業務ができるようになりたいと考えています。

そんな私にとって、感情依存の指揮命令系統は、なにも生まない、なんの価値もでないことを目の当たりにできた、良い勉強の場でした。誰も得しない、損ばかりなのです。

感情に寄りかかった仕事はやらないほうがいい、ただし人は感情を持っていて、無意識に出てくることがあるので、きちんとコントロールしていくほうがいいな、と改めて。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

◇◆◇
こちら、クリックをしてくれると
飛び上がって喜びます(*≧∀≦*)

 
 
◇◆◇

当ブログを加筆し、残業を減らしてスキルアップするためのノウハウを本にまとめました!

ぜひお読みください!

1,512円(税込)


※電子書籍版(Kindle)はこちらからお求めください!

1,089円(税込)

 

 

◇◆◇

直接のお問い合わせは、

下記アドレスへお願いします。

tadashiprosta@gmail.com

※こちらもリクエスト・フォロー大歓迎です。
Facebook:https://www.facebook.com/htadash
Twitter:https://twitter.com/togura33